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フィリップ・ジャン

松永りえ 訳

 

 

”oh・・・”

なんですよね 原題

ほんとにもう oh!だわ原作

”誰も彼女に敵わない”というオビにもあるように

ミシェルその人が語ることの顛末

 

殆ど同じセリフのようなのもあって

映画は上手に凝縮しかも増幅していたと☆

 

まず 映画ではゲームクリエーター会社の社長が 

本では脚本を売り込む会社

ということが大きく違ってて社長はアンナ

でもそこんとこは全然大筋を損なわないながらも

より映画的でハナを添えた感有り

〜屈辱的なアニメ流出 絶対犯人はこいつ

とそこへんも楽しめました^^

 

本はミシェルその人の生活と心情に密着

映画で捉えて離さなかったミシェルに迫ってゆく

 

心を頑強に固めなくてはならなかった父親の行い

母親への葛藤を初め登場人物への複雑な思い

息子のことなど家族関係や

フランス的男女関係がむしろ主軸で

ついて行けない部分もあるけれど

ある部分では共感を覚える

 

それにしてもやっぱり映画の功績感じ

イザベル・ユペールはもちろん

本でも発揮の猫のマルティに助演賞あげたい♪

またまた あと引きそうな本と映画でした