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キャサリン・マンスフィールド

芹澤 恵 訳

 

 

”宴の後”

「幸福」

憂いなど何一つ無く幸福 

だと思っていたのに突然垣間みた夫は。。。

「ガーデン・パーティ」と「人形の家」の2編は

階級格差ここにありき

どちらがわにいても切なく哀しい

 

”満たされぬ思い”

「ミス・ブリル」

小さな幸せと思い込もうとしてたのに

漏れ聞く会話に打ち砕かれる。。。

「見知らぬ人」

久しぶりにあった妻は

もはや自分の中だけの妻ではなかった。。。

「まちがえられた家」

一人暮らすこころもとない老女の元に

やってきたのは葬列の男達。。。

 

”冒険の味”

「小さな家庭教師」

不慣れな外国に一人旅であった紳士は。。。

「船の旅」

幼い娘とそのおばあちゃんはなぜ二人旅なのか

旅の一幕だけでその背後の哀しみがしみじみと

〜これはこのなかの一編といっしょみたいね

   「イギリス名作短編集」 

(以前他にも読んだ気がするけど

ちょっと振り返っても見当たらず)

「若い娘」

傲慢とも思える若い娘

のみならずわからないのは女心かな

 

”勝ち気な女”

「燃え立つ炎」

夫の友人を翻弄する妻

夫はそんな妻の情熱をまるで知らない

「ささやかな過去」

やっと出会った過去のひと

そして甦る自分の輝かしき頃

がしかし彼の心は。。。

「一杯のお茶」

下層階級の女に哀れみをおぼえ

家に連れ帰るも夫の一言は

その優しい気持ちを豹変させる

 

”男の事情”

「蠅」

未だ息子の死から立ち上がれない男の

インク壷から這い上がる蠅に課することは。。。

 

 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


 

印象に残った数編をと振り返ってみたけど

もうどれも捨てがたくて

女のやさしさあふれ揺れる心

残酷さがじんわりとしみる

百年も前なのに背景以外は

古さをまったく感じない

女心はかくあるものか

 

 

「不機嫌な女」

これはもう題名だけでほとんど成功では

章立てにまとめてあるのも良いなと思う

 

またしても今期ベストに残る一冊でした

 

 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

 

なぜか道ばたに落ちていた

小さな青々とした柿と栗数個

 

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