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桜木紫乃

 

 

釧路で書道教室を営む夏紀は

最近軽度認知症の症状の母親が繰り返す

”ルイカミサキ”というのが

新聞の短歌の投稿欄でみつけた歌に

詠んであった”涙香岬”では?

とその投稿者の元を訪ねる決心をする

 

というのには 彼女は父親を知らず

何か関わりがあるのでは?と

自分の出生について今まで何も語らない母に

このまま何もわからないままになるのでは

という思いに動かされたためで

 

この偶然の出会いが

封印された過去の糸口となり

ばらばらに映し出された景色が

やがてひとつになってゆく。。。。

 

「ホテルローヤル」

とはまた違ってミステリー色濃く

ばらばらと示されたそれぞれの過去を

ほぐしながらいつしか繋がり

最後のおまけあり^^サスペンスドラマの趣

 

北海道の地名やオホーツクの景色に

荒涼感が漂ってイイカンジ

 

昨日梅田往復に夫の最も薄い文庫本と

帰ってから続き気になりもうちょっとというところで 

はい寝ました^^

 

昨日買った本も気になりつ

読みかけの本に戻ります