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瀬戸内 寂聴


東京新聞に 2011年11月~2012年4月まで
「この道」ととして連載された随筆

2011年は 
平塚らいてう主宰の「青鞜」発刊されて100年目ということで

らいてう 田村俊子 岡本かのこの足跡をたどりながら 
伊藤野枝については辻潤や大杉栄やその妻や愛人をまじえ

というかつて書かれた
「美は乱調にあり」「諧調は偽りなり」について
ときには今を生きるその人々の末裔に会ったりなど

現代の若い人たちに当時の大逆事件や思想を知って欲しい
という思いがひしひしと伝わってきます


100年前の女性たちの因習に立ち向かい
恋と革命に生き まさに 烈しく生き 潔い死を選んだ彼女たち

現代を生きる女性は
果たして本当の自由を勝ち取ったのだろうか

つい何日か前にも2015年「男女格差報告」では
1位 アイスランド  2位 ノルウェー  3位 フィンランド
28位 アメリカ  91位 中国
そして 日本はなんとまあ 101位 ( 一一)


最初は女性の文芸雑誌というつもりの「青鞜」
発刊一周年には 女性解放運動のような使命を

自分を一切出さないのが美徳とされていた時代に
「もの」を書きたいという女性たちの自我が発散されて
”新しい女”となり その子孫の私たちは

こんなに一切合財書きまくれる幸せというか
はたまた退廃と言うべきか・・・・・・

とりあえずは
かつて私の頭にくっきりと言葉としてインプットされ内容はまったくの
http://ameblo.jp/naoko-depp/entry-11606694686.html

「美は乱調にあり」読んでみなくては