クリスチナ・ブランド
恩地三保子・訳
アガサ・クリスティに匹敵するといわれる クリスチナ・ブランド
先日の「薔薇の輪」に
http://ameblo.jp/naokodepp/entry-12071084601.html
デビュー作とあったのでお取り寄せ ♪
✿
美女揃いのロンドンの老舗ブティック クリストフ衣装店
フランス ドゥーヴィルの新しい支店を任されるのは誰?
筆頭候補は 仕入れ部主任 才色兼備 ミス・ドゥーン
が 実際選ばれたのはオーナーの美人秘書 ミス・グレゴリイだった
というところに ミス・ドゥーンが毒殺された
オーナー フランク・ペヴァン
ショールームの マネージャー セシル
以外は全員女性
ドゥーンの秘書 マカロニ
ショールームの主任 イレーネ
販売員 レイチェルとヴィクトリア
モデル ジュディとアイリーン
雑用係 ミセス・ハリス
捜査するのは
スコットランドヤードの部長刑事 ビッド
担当の 同警部補 チャールズワースとスミザース
もしかして犯人は本当はグレゴリーを ?
だったのでは・・・という推察もあったり
”お譲さん”と呼ばれるセシルの疑わしき行動は?
などなどの謎を解くのはハンサムで軽そなチャールズワース
容疑者の美女たちの絡みや女ばかりの職場独特の
嫉妬羨望うずまきながらもホッと友情の結末
詰めつめのバスの描写
”五つしかない吊革を確保して、
五匹のサーデンの一尾の特権を味わいながら・・・・”
というようなアイロニカルなスタート
~こんな比喩がたまりません ^^
ロバート・テイラー マーナ・ロイ という
そういえばそんな名前の俳優が・・・・
とレトロ懐かしい風合いでコミカルな展開の
1941年のブランド初の長編ミステリー 愉しみました
1903年発行の文庫本もえらいくたびれてましたね
レトロな背景に置いて カシャリ ♬