桐野 夏生
”1972年、吉祥寺、ジャズ喫茶、学生運動。
女性が生きづらかった時代に、
切実に自分の居場所を
探し求め続ける20歳の直子。”
~オビより
”この主人公は、私自身だ。” とも
はいもうこれは読むしかありません 直子ですもの ^^
大学生 直子 学業には身が入らず
かといって学生運動にも違和感あり
女だてらに~そんな時代だったんです
雀荘へ出入り 「麻雀放浪記」なんてのもありましたね
ジャズ喫茶でバイト
「抱かれる女から抱く女へ」
ウーマンリブや学生運動
連合赤軍 「同棲時代」 中ピ連
POPE ベルボトムのジーンズ
PP&M クリーム カルメン・マキ
マイルス・デイビス コルトレーン
と1972年ラッシュです
というところに ”マリメッコ風柄のカーテン”
というのが出てくるんだけど・・・
そんな昔から流行ってたの?
日本赤軍 テルアビブ そんなこともありました
「わらの犬」ってこのころだったのかな
ずいぶん後にテレビでみた記憶が・・・
ディープ・パープル ピンクフロイド
アメリカの「名前のない馬」
アニタ・オディ 「言い出しかねて」~って素敵な邦訳ですね
そして ミスティ サマータイム
公衆電話 嫌だけど 公衆便所の違った意味もあったね
セブンスターやピースにハイライト
煙もうもうなところは 完全に 昔感あり
桐野夏生さん
その時々の現代社会を切り取ったような作品が
クールでカッコイイ ☆彡 鋭い女性目線に いつも共感
この作品は 過去に戻って
1972年の 9 10 11 12月 を
主人公 直子の交遊 家族
やっと見つけた恋愛 を通して語られています
ちょっと いや かなり違う直子さんでしたね (p_-)
まえ読んだ
川本三郎さんの「マイ・バックページ」
http://ameblo.jp/naoko-depp/entry-10929863095.html
の女性版のような感じもしました
そういえば 身近に自殺が書いてあるところもいっしょだ
カバー表紙は 草間彌生「魂を求めて」2012年
だそうです なんとぴったりな☆彡