青山南+戸山翻訳農場 訳
21編からなる短編は
「春のアラカルト」「天窓の部屋」「詩人と農夫」
「あさましい恋人」
などなど題名も素敵
一編の終わりに当時の街の様子の解説もあり
間には その街や風俗などの絵と写真もあって
~カバー表紙 装画 ジョン・スローン「鳩たち」1910年
口絵デザイン 成澤望
地下鉄やホテルやデパートの登場
そこに働く 自立した女性たちなど
烈しく変貌する20世紀初頭のニューヨークの街に暮らす
人々が軽やかに語られる
Oヘンリーと同時代のジャック・ロンドンの賛辞に
”アメリカの生活を切り出してみせる
表は笑いと悲しみで、裏はペーソストと夢で研いだナイフで”
~柴田元幸 訳
と解説にもあるように
昔 O・ヘンリー好きだったけど
久々読んだら いやあこんなに辛辣だったかしら
と思うものもあり
もしかして 私 トンがっていたのかしら^^
など 上流社会に憧れるショップガールに
その頃の私も重なって
100年前のニューヨークの旅満喫しました♪