私は、今勤めている会社もその仕事も大好きで、現時点で自分に与えられている仕事に情熱と誇りを持っています。


そして大前提として、

サラリーマンや勤め人が良い悪い、

経営者(起業家、企業家)が良い悪い、

などと言いたいわけではありません。


どちらが良いか悪いか、正解不正解、優劣を問いたいわけでもありません。

ということを前置きとして、


過日、ある会社員の方の発せられた言葉にとても違和感を覚えたことから、気付きに至ったことをシェアしたいと思います。



とある会社員の方(年齢は40代後半〜50代前半と思われます。)が、ご自身の会社と上層部の方々のことについて愚痴をこぼされていました。

愚痴の詳細は私にはわからないことでしたし、愚痴をこぼすのが良くないといったような正義感をふりかざしたいわけでもありません。

そのあと、そのサラリーマンの方の放ったひと言に私自身がハッとさせられたのです。

その言葉というのは、


「そんなやり方ではモチベーションが上がらなくてやる気が起きない。」


というもの。



違和感を覚えた理由。

それは、


◯何故、モチベーションを上げないといけないのでしょうか?

という疑問が自分の中に起きたため。


さらに、

◯モチベーションが上がらないと仕事はできないものなのでしょうか?


そして、


そもそも、

◯仕事は誰のために、何のために、するものなのでしょうか??


ということ。




経営者の仕事は、

その最優先事項は、

利益を出す、数字として結果を出す、

お金を生み出すこと、

だと思うのです。


ましてや、個人事業主ではなく、従業員を雇う会社経営者ともなると、期日までに、必ず、確実に、

多額の現金を用意しなければならないわけです。


それも、毎月、毎年、むこう何年、何十年にわたって、結果を出し続けなければいけないわけです。



そんな責任を負う立場の方が、

「モチベーションが上がらない」なんてことを考えてやっているとは思えません。

目の前のやるべきことことを淡々と、着実にこなしていっているのではないでしょうか。


ましてや従業員を抱えるトップであるならば、自分自身のことだけを考えて動いているはずもありません。



つまり、



◯モチベーションが上がらないからやる気が起きない

=愚痴不平不満をこぼす

=他人(会社組織)や外側や自分以外の何かのせいにしている

=【他責思考】


◯結果を出し続けるために行動している

=自ら何をすべきかを考え、試行錯誤を繰り返す

=【自責思考】

(+生み出した結果(経済的利益)による自分自身以外の他者の生活を豊かにしている(従業員の給料、支払われた税金が福祉や教育、インフラなどに還元されている))



この

「他責」と「自責」の違い

これこそが、

サラリーマンと経営者の根本的な考え方の違いなのでは?

と思えた次第です。



もちろん、偉そうに語りながら、自分自身も完璧に出来ているわけではありません。


ですが、

自分がいただいているお給料というのが、どういう形で自分のもとへやってきて、それによってどれ程の恩恵を教授できているかを改めて考えてみたとき、

感謝こそすれど、愚痴不平不満、ましてや悪口なんてものは出てきません。 

(出てくるならさっさと辞めて独立起業すれば良いことだと思います。ただし、独立したなら全ては自分の責任になります。組織のルールがーとか、残業がー、休みがー、あれはイヤそれはダメこの人がどうのこうのなんて言ってても何も成し得ません。)


そして、


良い意味で自分のしていることなんて、ほんの些細な小さなことで、自分が生きている中で、どれほどたくさんの人のしてきたことによって支えられているかにも気付けます。

(個人で億を稼いだとしても、家一軒建てること、蛇口をひねったらキレイな水が流れるようにすること、安全な食べ物を口にすること、等々は自分ひとりの力では不可能ですよね?)



そんなこんなで、


繰り返しますが、



●他責思考と自責思考


これこそが、


●サラリーマンと経営者の決定的な違い

だと個人的には考えています。




最後に、


「一生懸命だと知恵が出る、

中途半端だと愚痴が出る、

いい加減だと言い訳が出る」

言わずと知れた武田信玄の有名な言葉です。

我々とは生きる時代の背景が全く異っているにも関わらず、先人の叡智には学ぶことが多いです。








✨最後まで読んでいただきありがとうございます✨☺️