心と体の回復:病気を乗り越えるためのマインドセット
オンラインイベント(大病とともに自分らしく生きる)の後、回復についてのお話を思い返していました。手術のあとの経過を聞いていると、私は少し違う回復のしかたをしていたのかもしれないと感じます。体の回復も順調で、気持ちが大きく落ち込むことも、ほとんどありませんでした。いいえ、落ち込むことはありましたが、落ち込み続けることに浸らないようにしていました。でもそれは、もともと強かったからではなくて、「落ち込まないようにしていた」のだと思います。逆に、そんな自分の感情に対して、周りも、そして私自身も、どこか違和感を感じていました。これはある意味、感情に蓋をしているのではないかと思ったこともありました。それでも今、2年が経ち、自分と向き合う時間をたっぷり取った中で、その時の感情の流れも、必要なものだったと感じています。整体師として、これまで体の不調から気持ちまで落ち込み、そこから抜け出すのに時間がかかってしまう方をたくさん見てきました。本来であれば自然な体の反応や変化も、「病気だから」と強く結びつけてしまい、不安がどんどん大きくなっていく。そんな姿を見てきたからこそ、私は最初から、ひとつ心がけていたことがありました。それは、自分の状態をできるだけフラットに捉えることです。病気になると、どうしても意識はそこに向きがちですが、すべてを病気と結びつけてしまうと、必要以上に不安が大きくなってしまう。だから私は、「これは本当に病気の影響なのか」と、できるだけ冷静に自分の状態を見つめるようにしていました。体の状態は変えられない時があっても、気持ちの持ち方は、自分で選べる。そう思って過ごしていました。その積み重ねが、結果として回復にもつながっていたのかもしれません。体の回復と、気持ちの在り方は、やはりどこかでつながっているのだと感じています。