昨年還暦を迎えた夫は、再雇用で年に数回海外出張のある部署に異動になりました。
ゴールデンウィーク真っただ中、改元をまたいで５日間ほど東南アジアに出張しました。
普段なら、最寄駅ではなく、空港へ行くために便利な駅まで車で送迎してくれないかと頼むのに
「今回は荷物も少なくて身軽だから最寄駅まで歩いていくよ。」
と言いました。
ちょっと違和感を覚えました。
行き帰りとも便名は聞いていなかったので、帰国する日の夕方、空港のホームページで到着状況を見ていました。
JALの便は16時30分着が最終で、しかもこの日は1時間も早くすでに到着していました。
いくら税関が混んでいたとしても、とっくに帰宅している時間なのに一向に帰ってきません。
18時半ごろにやっと「今、着陸しました。税関が混むかもしれないので帰りは20時半ごろになります。」とラインがきました。
『あれ？もしかしてJALじゃなくてLCC（格安航空）だったのかな？でもなんか変だな。』
と考えると急に動悸がして手も震えてきて、それ以上は怖くてマウスが握れませんでした。
今思えば、虫の知らせだったのです。