二十四節気とは、

1太陽年を太陽の黄経によって24等分し、その分点に節気と中気を交互に配列し、それぞれに季節の名称を与えたもの。

(コトバンクより)

 
この1太陽年っていうのは、春分点を出てから再び春分点に達するまでの1年を指しているので、立春にあたる2月3日ごろから1年が始まります。
1年の二十四節気は以下です。
 
春=立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨
夏ー立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑
秋=立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降
冬=立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒
 
季節の移ろいを感じながら1年を過ごしたいな、と思っておりまして、さっそく二十四節気特集の第2弾を始めましょう。

 

処暑

夏のピークを過ぎた頃で、朝夕には涼しい風が吹いて、蝉の声も力がなくなってくる頃でしょうか。(最近は全然元気よく鳴いてるころかも・・・)

暑さが和らぎ、穀物が実り始めます。

一方で、台風の季節の始まりでもあります。

 

関西ではこのころ、地蔵盆というのをやっています。

8月23,24日あたりの、地蔵菩薩の縁日を中心に行われる、子どもたちが主役のお祭りです。

お地蔵さまは、子どもの守り神ですもんね。

ほんと夏の風物詩って感じで、お盆休みが終わると、お地蔵さんの周りに提灯がつけられて夜でも明るくなっているお地蔵さんもあったりします。

関西だけの風習なのを知ったのは、ほんとに最近でした。

自分が子どものころは、お菓子をもらえるのを楽しみに行くって感じの日でしたが、

甥っ子が生まれてから、甥っ子の名前で提灯を吊り下げてもらったりして、

子どもの健やかな成長を祈念するお祭りなのか、と改めて感じたのでした。

 

処暑は、2024年は、8月22日から9月7日までです。

この期間を、さらに5~6日間ずつの3つ分けた、「七十二候(しちじゅうにこう)」という季節の呼び方があります。

季節を感じられる気がして、これも大事にしたい美しい言葉たちです。

3つに分けたものを、初候、次候、末候と呼んでいます。

 

綿柎開(わたのはなしべひらく)

綿の花が咲いたあとに実がはじけて、中から白いふわふわした綿毛が飛び出してくるので、綿の摘み取りの時期です。

綿は平安時代に日本に入ってきたのだそうですよ。

 

天地始粛(てんちはじめてさむし)

言葉通りなら、涼しく過ごせそうなのですが、この時期はまだまだ暑そうですよね。

二十四節気は中国で作られたものなので、1か月ぐらい誤差があるのだそうです。

日本はまだまだ暑いぞ・・・

 

禾乃登(こくものすなわちみのる)

穀物といえば、中国でも日本でもお米で、稲が実り始めて頭を垂らし、黄色く色づき始める季節ですが、本格的な台風シーズンにも入っていくタイミングでもあり、農家さんにとっては心配な季節が始まります。

お米の収穫はまだもう少し先ですね。

 

 

食いしんぼうの私による、旬の食べ物のコーナー!

私のイメージでは、お盆をすぎると、デラウェアの季節!

今は7月にお店に並び始めますが、食べるのはお盆まで(勝手に)待ちたい。

小粒のデラウェアは種がないから食べやすくて、うちの家ではみんな大好きな果物です。

あとは、さつまいもや無花果、サンマも処暑のころに旬を迎えるのだとか。

だんだん食べ物も秋の雰囲気ですね!

 

 

処暑が過ぎれば、次は、白露がやってきます!

 

 

▼こんなお酒があるのか・・・この時期に飲んでみたいな