双子と公園三昧ー4年目の桜でようやくわかった双子育児のストレス | 宮菜穂子オフィシャルブログ「菜時記」Powered by Ameba

双子と公園三昧ー4年目の桜でようやくわかった双子育児のストレス

春休み。

あぁ春休みという響きは学生時代以来。

双子と3人生活がこんなに続くのも赤ちゃん時代以来。


ということで、都内の公園に連日繰り出し大会。

日比谷公園、世田谷公園、砧公園、、。

電車、バス、自転車など色々使って。

3歳双子は本当によく歩き、見事です。



あぁ、双子ベビーカー時代は、

エレベーターを探して待つ時間、

電車で肩身のせまい思いすること、

バス移動が全くできないことが結構なストレスだったと今になって気づきました。


荷物は肩に食い込むが、それでも2人分のオムツがないだけカサが減り、

着替えと水とおむすびだけで済む!



各所の桜の名残を楽しんで、

朝から日暮れまで遊び倒して、

なんとか歩いて帰ってくる。

そのままお風呂にダイブして、

そそくさと夕飯を用意して、

「あー、今日も楽しくて美味しかったー!」

「明日はどこ行く?!」と話しつつ、

絵本を読んでいるうちに

19時には就寝双子。



私の体力気力の残量はさておき、

晴れている日は外で駆け回り、泥まみれになり、

早寝早起きの生活は、

双子にも良いようで、

ニコニコしている時間の多いこと!

16時前後にいったん妹御がグズりはじめるが、

わりとすぐに持ち直す。

寝つきもいいし、腸内環境も良さそう。


思い返せば、双子ゆえの移動の制限と、

そんな遠出の公園は、

帰りが阿鼻叫喚の2人抱っこになるのではという恐怖にも似た不安で避けていたここ数ヶ月。

それが実は自分のストレスでもあった!


そしてもうひとつ気付いたのは、

移動の際の2人の見たい景色、やりたいこと、生きるリズムが正反対で、

それぞれの要望にひとりでは応えきれず

たえず2人一緒を強要せざるを得ないという状況がストレスだったということ。


公園に行けば、ある程度守られた環境と、

知り合いの手や知らない人の手を借りて

それぞれがそれぞれに遊ぶことができる。

(知り合いと知らない方々に心底感謝です)


移動に関しては

どこまでも寄り道したいマイペースな姉御と

目的地へまっしぐらしたい妹御の狭間で、今どちらを優先すべきかを常に考えざるを得ず。


移動に限らず、ヨチヨチ歩きの近所の公園でもこれは2年半以上ずっと抱えていた問題。

頭の後ろにも目を光らせて、ひとりで2人みる。

家でも外でも。

このいつまで続くかわからない緊張感と

3人の体力気力のバイオリズム、

双子と私の生活リズム、

双子のやりたいことと私のやりたいことのバランス、

なんだかモヤモヤした日々の気持ちが、

ここ数日の春の公園三昧でハッキリして

スッキリ。

名前のつけられないモヤっとしたものに彩りがでて、ホッとしました。

ストレスというものを、

ライフワークバランス的に大きな次元でざっくり捉えていたけれど、

そうではない。

毎日の積み重なる小さな?ことでした。


季節と同じ、春に芽吹いて、夏には栄養を蓄え、秋に葉を落とし、冬に耐えて削ぎ落とすように蓄える。

産後ずっと四季を一日中一つどころに溜め込んでいたような気がします、私勝手に(笑)

双子と主人に関することは春夏。自分の体力気力は秋。舞台への想いは冬。

巡らせます、四季を。


原因がわかれば、解決できる。

ひとりで2人の状況は変わらずとも、

双子が頼もしく成長しているおかげで助けられています。

だいたい16時にグズるとはいえ、私自身もきっとその時間に限界が一度きている。

帰りを思い浮かべてその先の夕飯準備を思い、、今目の前のことを見れなくなる時間なんだろうな。

だからおおらかに対応ができなくなっちゃうんだろうなと今気づきました。


毎夜、あぁ今日も自分の感情で言いすぎた、と思い返して眠れなくなるのに、

子供はあー!楽しかったー!とお喋りがとまらない。

見習います、、、!




最近シーソーのある公園が少ないですが、

今日見つけました。

体重差がなくなった双子、

永遠に均衡を保っていました(笑)


桜吹雪のたびに、

「桜の色のともしびを〜」

「咲いたわ咲いたわ〜」

「あまたのひとのことのはと〜」

「2階席!準備はいいですか!」

と叫ぶ超歌舞伎オタクな双子です。


知らないお母さんから、

なんの絵本のお話ですか?と聞かれて苦笑しました。


さて明日は何公園へゆこうかな。