@広島 | 宮菜穂子オフィシャルブログ「菜時記」Powered by Ameba

@広島

数年前、中国地方の自転車旅をしたおり、
岡山、備中高梁をぬけ、新見へ、
大山を目指しつつ米子、境港に入り、
中海と宍道湖の北側を通り、
松江から出雲へ。
江津、浜田と日本海側を走り、
いっきに瀬戸内海目指して、
三次、府中をぬけ、福山に出るという
自転車旅をしたことがありました。

三次と府中の間に「上下」という街が。
地図を見てなんだろと引っかかっていたので、
この中国山地の分水嶺地点に立ち寄り。

とってもいい街でした。
そこにある昔ながらの劇場をふらり立ち寄ったらば、
平幹二朗さんの写真がたくさん。
疎開でここに滞在されていたとか。

今日楽屋でその話をアラハバキさまにしたところ、
ええよく覚えています。と、
街の詳細を話してくださいました。

あのチャリ旅のときには、
まさか同じ舞台に立てる日がくるとは
夢にも思わず。

もう一度、
このルートをチャリ旅しようと、
心に決めたのであります。

広島でいま、
何もなくなってしまった土地に、
民のための国をつくるというこの「炎立つ」の物語を上演するのは、
なんとも言葉にしがたい気持ちでいっぱいです。

公演地に、広島・神戸・岩手があることを、
肝に銘じつつ、
明日の公演をさらなる思いで
さらにキヨヒラの夢をともに追いつつ、
つとめようとおもいます。