母校にて遊ぶ | 宮菜穂子オフィシャルブログ「菜時記」Powered by Ameba

母校にて遊ぶ

東京に帰っているすきまに、
母校上智大学のSSC(Sophia Shakespeare Company)
シェイクスピアを英語で上演する劇団のみなさんと、
ワークショップをしてきました。

ナオキングこと斉藤直樹さんと一緒に。
直樹さんはtptの「血の婚礼」や、
去年の「橋からの眺め」でご一緒した、
わたしの大好きな怪優(という言い方をあえて)です。

いやはや、イマドキの大学生は、
明るい。そして真面目。そしておもしろい。
演劇と英語でシェイクスピアを遊んでやろう、
そういう心意気と覚悟がすんごいなぁと思ってしまう。

彼らと話していると、
ジョン演出の新国立でやった夏夢のときのことを、
思いだしてしまいます。
ジョンが、われわれの発する日本語に、
かれの脳内のシェイクスピアの要素を弾むようにコラボさせていく日々を。
何語で上演したとしても、
シェイクスピアが書いた速度で、気持ちも身体も進んでゆくのだ、
そんな彼の言葉が今でも記憶に残っています。


この夏からのおもひでぽろぽろツアーでは、
高校生の皆さんとお会いすることが多く、
高校生というのはこういう世代であったかと、
おどろくことの多い数か月ですが、
大学生ともなると、
こう成長するのか、という、
人生花咲き始めた若者とシアターゲームなどして、
すっかり楽しんでしまったのでした。

高校生も大学生もいちがいには言えませんが。

好きなことにまい進する、
好きなこととはこれかしら?と思い悩む、
わたしはどこにゆくのだろう?と考える、
考えつつも目の前のことに没頭する、
我を忘れて楽しむ、
そんな時間は学生の特権でもあり、
同時に、
素敵なオトナの要素なのかもしれない、
そんなことも思ったり。

来週は静岡方面へゆきますよん。
おもひでぽろぽろ、
まだまだ続きます。

東京近郊での公演は↓
11月16日@西新井文化ホール
13月8日@保谷こもれびホール
12月14日@海老名市民文化会館