葵祭じゃ! | 宮菜穂子オフィシャルブログ「菜時記」Powered by Ameba

葵祭じゃ!

夏日の暑い京都、葵祭に潜入してきました。
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御所から下鴨神社についた行列を、
じっくりこっそり拝見。
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空の青さと、新緑の緑にそれぞれの装束が映えて、自然と一体化。
時空が止まったかのようなひととき。
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屋根の上にセキレイがとまり、
チョコンチョコンと歩く姿が微笑ましく。

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来年は走馬もふくめて、
もっと追いかけてみよう。
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短い前髪のわたしのおでこは、
すっかり赤く日に焼けたのでありました。
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しずかに、そして深く呼吸のできるようなこのタイムスリップ、
多くの人の力によって支えられているのでした。

いつも人の少ない時期にしか訪れないこの場所、
こうして晴れやかに祈りを込めて、
ずっと人によって守られ息づいているからこその、
あの糺の森なのでした。
お誘いいただいて拝見でき、
何よりの時間でありました。

さてさて、
明日は舞台稽古。
明後日から3日間の公演です。

3月後半から始まったこの「ブッダ」の旅も、
終わりが近づいて。
季節の移り変わりが、
よりいっそう作品とのお別れを強くします。

思えば3月半ば名古屋での「アンナ・カレーニナ」の千秋楽、
春風姉さんが、
「春の訪れと共に雪のように消える」
とおっしゃっていましたが、
なんだかその言葉がとっても胸に残ります。

秋田でみんなで稽古したこの「ブッダ」は、
夏の訪れと共に、雪の記憶の中に。
とでもなるのでしょうか。