この数日に読んだものたちのいくつか。
天に遊ぶ (新潮文庫)/吉村 昭
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F515WNM7PCCL._SL160_.jpg)
ご著書全部を読んでいるわけではないけれど、
あの吉村先生が、
このタイトルどおり、遊ぶように短編を書かれてる。
本当に短い物語のなかに、
人と人の間のものが、風景が、情景が、
ときにゆっくりと、ときに刺さるような速さで目の前へ。
ある種、ゆだねられたような、
その登場人物が読み終えた後に、
ふっとよりかかってきているような、そんな後味。
怠けものの話 (ちくま文学の森)/著者不明
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51L%252BmHBckIL._SL160_.jpg)
ちょっと時間ができたもので、
ふと手にとったこの本。
魯迅、モーパッサン、ドストエフスキー、
谷崎、坂口安吾、幸田露伴・・・
それはそれは多くの作家が、
いかに自分が筆を執ることに怠惰であるかに、
原稿用紙を費やしています。
この中の、太宰治の「懶惰の歌留多」、
山本周五郎の「よじょう」は秀逸でした。
塩辛を食べた後に舌に残る、
あの絡みつくような感じと極上の旨味、
そんな感じが、読み終えたあとにのこりました。
寺山修司全歌集 (講談社学術文庫)/寺山 修司
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41Cvl-K5EdL._SL160_.jpg)
あとは、いまさらかよ、
ということで。
読みさしのまま、くるみ割り人形に突入したので。
歌というのは、凝縮された時間そのものだなぁと。
そして、
演劇にたずさわっていながら、
触れてこなかったこの人の世界を、
今この年になってひらこうとしていることに、
少しの驚きと、わが興味への行く先を考えつつ。
寺山修司青春歌集 (角川文庫)/寺山 修司
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F31NZ094Y48L._SL160_.jpg)
書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)/寺山 修司
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51XY00XMQSL._SL160_.jpg)
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ご著書全部を読んでいるわけではないけれど、
あの吉村先生が、
このタイトルどおり、遊ぶように短編を書かれてる。
本当に短い物語のなかに、
人と人の間のものが、風景が、情景が、
ときにゆっくりと、ときに刺さるような速さで目の前へ。
ある種、ゆだねられたような、
その登場人物が読み終えた後に、
ふっとよりかかってきているような、そんな後味。
怠けものの話 (ちくま文学の森)/著者不明
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ちょっと時間ができたもので、
ふと手にとったこの本。
魯迅、モーパッサン、ドストエフスキー、
谷崎、坂口安吾、幸田露伴・・・
それはそれは多くの作家が、
いかに自分が筆を執ることに怠惰であるかに、
原稿用紙を費やしています。
この中の、太宰治の「懶惰の歌留多」、
山本周五郎の「よじょう」は秀逸でした。
塩辛を食べた後に舌に残る、
あの絡みつくような感じと極上の旨味、
そんな感じが、読み終えたあとにのこりました。
寺山修司全歌集 (講談社学術文庫)/寺山 修司
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あとは、いまさらかよ、
ということで。
読みさしのまま、くるみ割り人形に突入したので。
歌というのは、凝縮された時間そのものだなぁと。
そして、
演劇にたずさわっていながら、
触れてこなかったこの人の世界を、
今この年になってひらこうとしていることに、
少しの驚きと、わが興味への行く先を考えつつ。
寺山修司青春歌集 (角川文庫)/寺山 修司
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書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)/寺山 修司
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