ZED
![$宮菜穂子オフィシャルブログ「菜時記」Powered by Ameba](https://stat.ameba.jp/user_images/20110518/09/naoko-miya/72/3f/j/t01650220_0165022011235243564.jpg?caw=800)
みてきました。
去年の夏に以来です。
ハードはあれだけスペクタクルで、
ソフトは全くの人間の肉体の自然美のみ、
というところが、
シンプルさを追求した、
まさに総合芸術、というかんじがします。
おどろきという作用のあとに、
感動だったり、悲しみ、怒り、喜びなどがくるのだろうけれど、
そのアタックの衝撃、おどろきの作用が、
ZEDは人間の肉体のみから呼び起されて、
観ているものの、
血肉や肌を直接に喚起するところが、
スポーツとエンターテイメントのどちらの要素も併せ持った、
不思議な芸術なのだと思います。
演者が、まるで砂遊びをして楽しんでいる子供の用に、
生死をかけた綱渡りやら空中ブランコやらをしている、
そのことが、スンゴイ。
今日の自分を、今日のお客さんを心の底から楽しんでいる、
というところが、スンゴイ。
先月の23日に再開したZED。
海外のアーティストはみんなものすごいパワーをもって、
あの空間で「遊んで」います。
2千以上の劇場をいま満杯にすることはむつかしいのは承知で、
少しでも、お客さんが増えますよう、戻ってきますよう。
まだの人はぜひ、もうのひとは、また。