波津彬子先生

金沢から漫画家の波津彬子先生が観にいらしてくださいました。

先生とは今春のコムさんの舞台「ＭＡＴＥＲＩＡＬ」でお会いしたのが初めて。
先生の「雨柳堂夢咄」をもとにつくった舞台でした。

普段読まない漫画が、とっても面白い。
漫画というより絵巻物風、小説風な感じもあり、
目に見えないもののの世界が、とっても深く、お茶目に、
そして色彩豊か（白黒ですが）、言葉豊かに描かれていて、
先生のファンになってしまいました。

とっても優しいお顔でチャーミングな先生、
全てを見通すような目の光をお持ちです。

金沢ご出身、在住の先生は、
鏡花にも、当然ですが、造詣が深く
こんな作品も描いてらっしゃいます。
鏡花夢幻―泉鏡花/原作より (白泉社文庫)/波津 彬子


海神別荘、天守物語、夜叉ヶ池が含まれています。
もちろん鏡花さんの原作もたまらないですが、
ちょっと難しい方には、
この一冊、お勧めします。

先生、また金沢公演の時、
お会いできるの、楽しみにしていますっ。


ちなみに雨柳堂夢咄 はこんな作品です。
雨柳堂夢咄 (其ノ1) (ソノラマコミックス―眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)/波津 彬子