『自分の中に歴史を読む』他 阿部謹也著 | 宮菜穂子オフィシャルブログ「菜時記」Powered by Ameba

『自分の中に歴史を読む』他 阿部謹也著

数ヶ月、心がどこかへ旅行してしまって、
公演が終わってもなかな帰り方がわからない。
これ、私たちにはとても頻繁におこる出来事です。

燃え尽き~ともまた違う。
明け渡していた自分自身のココロが、
何を探していたかなぁとさ迷う時間。

次の作品、次の次の作品、そして、自分の勉強、
やるべきことはたんまりですが、
どうも馬力の発信元が行方不明。

そんな時、旅に出るもよし、大切な人たちに会うもよし。
そんな過ごし方をしつつ、
私にはもう一つのコレっがあります。

ここで順次、読み返す本をご紹介していこかと。
阿部謹也先生の本。
自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫)/阿部 謹也


中世の星の下で (ちくま文庫)/阿部 謹也


中世を旅する人びと―ヨーロッパ庶民生活点描 (ちくま学芸文庫)/阿部 謹也


他にもたくさん御著書があり、そのどれもが大切な一冊ですが、
いつも鞄に入れておくうちの一冊がこれ。
べったりは読みません。
パラパラとめくります。
そのパラパラに、バラバラとした自分の思や考や感を貼り付けつつ
時間を過ごす。
私が私自身を取り戻す、というと大げさですが、
私が私自身の課題を取り戻すという意味で、
軸になる本の一冊です。