夢の裂け目 | 宮菜穂子オフィシャルブログ「菜時記」Powered by Ameba

夢の裂け目

『夢の裂け目』@新国立劇場小劇場
作:井上ひさし
演出:栗山民也


$菜時記


東京裁判三部作の第一部。
念願かなっての観劇。
新国立の小劇場、やはりこの空間、好きだわ。
舞台となっている、昭和21年は両親の生まれた年。
あらためて、この昭和、戦後すぐの時代の、
重さと明るさ、責任と投げやりさ、前向きさと後ろ向きさ、
あっけらかんさ、むくわれなさ、を感じたのでした。

音楽がとっても素敵でした。

東京裁判を舞台にした音楽劇。
とある下町の紙芝居屋の親方が主人公。
彼が検察側証人として東京裁判に出廷を命じられてしまう、
そして・・・というお話。
印象に残った言葉、宿題的言葉がふたつ。
「学問には二つある。ひとつは世界の骨組みを探る。
もうひとつはそれを子供に渡すこと。」
と、
「劇場は夢の真実を考えるところ」
ということ。
味わい噛み締めてみます