みつばちマーヤの千秋楽
みつばちマーヤ のプロジェクトが動き出したのは、
2年前のことでした。
ちょうどフロッグのツアーが終わって、
スタジオで録音、出演者の稽古、そして上演。
自分が演じるのではなくて、声だけを録音をするという経験は、
後にも先にも初めてのこと。
人形を動かす方にとっては、私の録音された声や歌にあわせて
芝居をしな聞ければならないのだから、それも大変なのだけれど。
NYのジャズ歌手、ナンシー・ハーロウさんがつくった、
『MAYA THE BEE』 というパペットミュージカル↓。
全編ジャズで奏でられる、なんとも大人むけな音楽。
これをオリエンタルランドが、日本版として輸入。
音楽も、人形も、演出も、日本版に作り変えて、
上演したのでした。
みつばちハッチと間違えられがちだけれど、マーヤです。
母を探しに行くのではなく、好奇心旺盛な女の子の蜂です。
マーヤが旅に出て、様々な昆虫に会ってゆくように、
私もスタジオで大先輩方に出会いました。
学生時代、読み芝居でお世話になった、壌さん(女郎蜘蛛の声)。
憧れてやまなかった、山崎佳美さん(カッサンドラ先生、エフィーの声)。
あの時の緊張は今でも忘れられないのであります。
この2年間、各地をまわり、今日山形にて千秋楽とのこと。
見に行きたかったけれど、残念です。
なんというジャンルに分類したらいいのかわからないけれど、
不思議な作品でした。
お話の持つ普遍的な強さ、昆虫の目から見た世界、
ライオンキングのティモンみたく、人形の使い手が前面に出てくる芝居。
いくつかプラネタリウムで上演されたのを見たけれど、
それはそれは異空間、極上空間でした。
自分が蜂の世界に飛び込んだかのような錯覚。
お芝居のプラネタリウムでの上演、ありです。
兎にも角にも、マーヤのみんな、
おつかれさまでした!