『眺めのいい部屋』から『conversations』まで
久々に見ました。無意識に二つ続けて。
『眺めのいい部屋』。
小さい頃に観たときは、
冒頭の広場での血と、ベートーベンだけが印象的だったのに、
なんともこんなに見るべきところがあるとは。
なんと繊細で普通で、素敵なことかっ。
英国人にとってのイタリア。
しかも、マギー・スミスにジュディ・ディンチ、マイレフトフットのあの人、
熟達者ばかり。
そんな中で18歳のヘレナ・ボナム・カーター。
『conversations』で40代のヘレナ・ボナム・カーター。
保持しているDVDも断然この人のが多くて。
今気づいてびっくり。
顔面から溢れる何か、が
好きなんです、たぶん。
その出演作たちも。
無造作に見まくっているようでいて、
おのずと好みで狭めている、
そんな状況にほくそ笑みつつ。
いまだに図書館もTSUTAYAも、
行けば悲しみにかられる29歳。
そう、人生かけてもこの全ては手中にいれられまい、
というヘンテコな悲観。
幼少から、この種の悲しみだけは変わらず。
おかしいでしょ、図書館で涙目のヒト。