ピエール・ルメトール
橘明美 訳
さて いよいよ驚愕の一冊の感想を
第一部
30歳美女 アレックス 白いバンに連れ去られる
カミーユ・ヴェルーヴェン ~パリ警視庁犯罪捜査部班長 警部
は 身重の妻イレーヌを誘拐され
発見時は惨殺されていたという事件を乗り越え一年後に復帰
以来一級殺人の捜査には加わらずにいたところに
この誘拐事件の担当をさせられる
その捜査のかいなく誘拐犯は自殺を遂げて
その女は一週間に及ぶ監禁のあと
脱出不能とおもわれた檻を破り逃走
~その手段に
こんな状況下でも冷静さを失わない強靭な精神と
生きながらえなければいけないという彼女の理由が
何故?逃走??謎を残して
というところに一つの殺人がからんでいることが解る
第二部
そしてその後のアレックス
カミーユたちの警察による捜査模様
第三部
事件終了後に秘密の解明
驚愕の事実と結末
✾
アレックスの視点でその動向を~陰惨で猟奇的な場面
カミーユ率いる捜査班
ルイ・マリアーニ~カミーユの部下
ハンサムでオシャレ物腰もよい富裕層出
アルマン~同じく部下
だけど質素倹約を通り過ぎるくらいの貧乏人ふう
ジャン・ル・グエン~カミーユの上司捜査部長
小さいカミーユと対照的な立派すぎる体形20年来のお付き合い
ヴィダール~予審判事
よくある鼻もちならないカミーユの嫌いななタイプ
~という人間味あふれるやりとりを交えて警察の視点
が短い章ごとに交合に語られていて
まずそれが成功していると思う
後者ばかりでは緩慢で
前者ばかりではきっと読むの辛すぎる
けどでも・・・・
第三章はもっと辛くなる驚愕の真実と
切なくて哀しい結末が
けれど じんわり温かなおまけも用意してあります
✿
夫のおすすめ これはおもろかったで
そのまえも1冊言うたはったけどパスしたし
ね 共通の話題も必要やし(^_-)
さっそく
ブールデル美術館出てきたー♪
~弓を引くヘラクレスの写真探してみよう
撮影時タマタマニギニギの夫でした(・。・;
サンマルタン運河も♪♬
はい このころネスカフェのコマーシャルに
これサンマルタン運河やでと得意げに言うてたので
パリに行ったとき一番に連れてもらって
憧れの地に立った時の感激といったらもう☆彡
アレックスが本好きで
デュラス プルースト ドストエフスキーといった作家や
危険な関係 谷間の百合 赤と黒 グレイト・ギャツビー 異邦人
に高校生の本棚というところなど笑ってしまった
~まさに私の本棚^^
他にも 薔薇の名前 いいなずけ はイタリア語版で
英語版の ドリアン・グレイの肖像~これだけ読んだな英語版
不思議の国のアリス ある婦人の肖像 エマ と 好みいっしょです♬
カミーユと身長が同じなことにも親近感^^
今時のサスペンス映画のような展開だと思っていたら
作者が脚本も担当で映画になるようです
誰がアレックスを?とかパリの景色も楽しみ
なのでこれまた コワいけどみた~い(^_^メ)