ウェクスフォード警部シリーズ
ルース・レンデル
深町眞理子 訳
”聖ルカの小さな夏” と呼ばれる小春日和
キングスマーカム警察のカム巡査もあくびの
のどかな一日の終りに
最近ロンドンから移ってきた母子家庭の
10歳になる男の子 ジョンが行方不明に の報せ
ウェクスフォードもバーデン刑事も
8か月まえから行方不明の もうひとりの少女のことが・・・・
二つの事件は果たして関連しているのか
両方の関係者が交錯しながら
愛する妻を亡くし 立ち直れずにいる
バーデン刑事の家庭生活やジョンの母親ジェンマとの
成り行きなどもからめつつ 解き明かされてゆく
市井の人々の特異な性格や心理描写や
表題のシェイクスピアや
ジェーン・オースティンからの引用など
いつもながら魅せられる☆彡
こないだの「ロウフィールド館の惨劇」
とはまた違ったタッチでシリーズを次々読みたくなる
やっぱり秋はミステリーかな♬