ナポリ魔の風 | naokoの日記

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高樹のぶ子著
図書館に 行く暇がなくて 夫の机に 積んであるなかから 一冊
私達の 読書の 好みは 全く違ってて めったにない事だけど
珍しく 女性作家のだと思ったら ナポリが舞台だからだね (彼はイタリア好き)
ワタシもナポリにつられて読んでみました
第一章は 二百五十年前のカストラートの生まれ代わりとかいう ドニ鈴木なる人物なんて出てきて ん~と思ったけれど 第二章のカストラートの話は 興味深く(そういえば映画でもありましたね)
教会 にある ルオータという盥のようなものに 赤ん坊を 載せ回転させると 教会の内側に取り込まれる~これって 赤ちゃんポストだわ~
そして 教会で育てられ 音楽を教えられ 合唱団やソリストになり カストラートになる少年もいた という事
オペラや 主人公がピアニストなので 音楽的背景が なかなか楽しめました 勿論 ナポリの街もね
イタリアといえば 塩野七生さんや私の大好きな須賀敦子さんの 一連の作品とも又違ってて 同じ街を舞台にしても こんなに違うんだな~と実感しました
写真は ナポリの空もこんなかなー?
雨上がりの青空です
書いてたら今 又 雨嵐 雷も! 今日のお天気って~…?

ナポリ魔の風/髙樹 のぶ子
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