読売新聞朝刊に新聞小説が連載されていたのは木内昇(きうちのぼり)さん、女性作家の「惣十郎浮世始末」
江戸時代末期の話でした。
江戸の町を取り締まる同心という役目の惣十郎が、不可解な事件の謎を解いて行きます。
毎日楽しみに必ず気流読んでいたのに、それが11月24日に終わってしまいました。
その感想を書いて投稿したのが「気流」欄に採用されたのです。
文中に、惣十郎の伝法な江戸弁とあるのは、例えば、
「いっつくんな」というのは、
「行ってきてくれ」という意味なのです。
こんな歯切れのいい言葉にワクワクしました。
新聞小説は挿絵も楽しみです。
人物の瞳かつややかで素敵でした。
私は木内さんの『よこまち余話』という小説が好きで、そばに置いています。
惣十郎浮世始末が本になったらまたじっくり読みたいものと心待ちしています。