まず、私たちが心しておかないといけないのは、このままでは日本の財政は破綻するということです。日本の国債は国民に貸してるから大丈夫、という夢想論者もいますがが、実際に国債を買ってるのは、主に金融機関です。我々がお金を預けたり、生命保険・損害保険などを掛けてているところです。だから、経営状態の悪化など、何らかの原因で国債が売られれば、ダムが決壊するように、その価値が下がり、破綻します。その量がどれだけなのか、いつなのかは、人々の思いの総和なので誰にも予測できません。危険と言われつつなかなか破綻しないのは、誰もが気をつけている結果に過ぎません。海外も日本に破綻して欲しいとは思ってません。最悪の図式は、日本が破綻する→大量のアメリカ国債も売られる→アメリカも破綻、です。下手すりゃ第三次世界大戦です。
いつかは破綻する、でもまだ破綻してない、だからもうちょっと国債を買っても大丈夫だろう、こんな危ないバランスで成り立っています。皮肉なことに夢想論者も、このバランスに貢献しています。でも、どんなに思い込うと、物理的にダメなものはダメなので、いつかは破綻します。最短なら10年以内ですが明日破綻しても驚きません。
破綻したらどうなるか。一言で言えば、乞食のような生活になります。私たちの預金や保険が裏で国債に化けていますから、それを引き出せなくなります。ハイパーインフレも起こりますから、給料の価値は1/10ぐらいになります。公共サービスも崩壊するので、生活保護は受けられず、治安も悪化します。5万円の収入だけで(これでもいい方)で家族4人が生活していくと思ってください。これらは破綻した国で現実に起こったことです。しかも、日本は破綻しにくかった分、一度破綻してしまうと、海外からの資金援助に効き目がありません。窮乏生活は長期化するでしょう。
こうなった原因は、少子高齢化になっても国の仕組みを変えていないことにあります。高齢化が原因なのではありません。国の仕組みを変えていないことが原因です。
以前私は別の時期に2つのことを計算しました。一つは、国家予算が赤字にならないためには何人の国民がいればいいのかということです。もう一つは、もしも少子化ではない=団塊世代の頃の出生数が今も続いていたら、今頃どれぐらいの人口になっていたかです。
・赤字予算にならないための人口 → 約1億9千万人
・団塊世代の頃の出生数が今も続いていた時の人口 → 約1億9千万人
まったく別の観点と別のデータから計算したことなのに、ピッタリ一致しました。日本の官僚は、ある意味大変に優秀です(苦笑)。しかしそれだけ国の仕組みが、現実から遊離したものだということです。破綻するのはある意味当然です。
後編ではその仕組みを変えることをまとめます。
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※「乞食」が放送禁止用語であることは理解してますが、「homeがlessになるわけではないが、他人にモノを乞わずには生活できない状態を指す言葉」として他に思いつかないので使用してます。