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昔ながらの喫茶店が少なく
なりました。

サンドイッチを出す店はさら
に少なくて、だからメニュー
にあると無条件で頼む。

パンの表面がなんだかパサ
つき、マーガリンくさく、
具の玉子が悪甘くても満足
で、こういう薄情なサンド
イッチは喫茶店でしか食べ
られない。


無情のサンドイッチと
いえばコンビニのやつ。

陳列面は具がぎっしり
入っているようで逆側を
見ればすっかすか。

開けたらすぐばれる嘘を
なぜつくのか。

パンも大概まずいけれど
太古の昔、映画館で売って
いたサンドイッチには負ける。


葉書を一回り大きくした
白い紙箱に耳を落とした
サンドイッチが八個。

薬臭いハム、しなしなの
キュウリが挟まったパンは
食器用スポンジみたいな
食感でたちまち口の水分を
奪う。

飲み込むのが辛い非情の
サンドイッチで、もし今
売っているなら食べてみたい。