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とんかつ屋の生姜焼きって
なぜかあまりうまくない。


まずくはないけど興奮する
ようなものに当たった事が
ない。なんでだろう?


肉が良すぎる場合もある。

ロースなどを使う店もあるが
私はバラまじりの切り落とし
が生姜焼きに最適だと思う。

噛むとほとばしる脂。
絡む醤油とジンジャー。
玉ねぎのシャリシャリ。

ごはんがどんどんなくなる。


あと味が上品な事もある。

とんかつってほとんどの店は
味付けを客に任せてます。
ソースと辛子を客がかける。


だからいざ生姜焼きを作る
段になると戸惑うのか味の
突っ込みが足りない。

ちょっと塩っぱいくらいの
味付けがよくて、口の中が
脂と塩にまみれた頃すばやく
飯をかっこむよろこび。



まあとんかつ屋ってくらい
だから主力商品はとんかつ
です。どうしても。

だからといって他のメニュー
を蔑ろにしてよいってことは
なく、やる気あふれる攻撃的な
生姜焼きの登場を希望します。



今も思い出すのが三鷹の
中華屋で食べた生姜焼き。

数十年前ひとり暮しを始めた
頃、たいへん世話になった。


もちろん肉はバラ。味甘辛く
濃く炒めた玉ねぎ擦った生姜
がよく絡む。

お供は千切りキャベツ、
黄色い沢庵に薄い味噌汁。
ポテトサラダも付いてたかな。


肉は一口サイズで厚め。

脂身の濃厚と生姜のさっぱり
が口の中で渾然一体となり
うっとりする。

ごはんがどんどんなくなる。


肉は妙な臭いがしたし飯は
パサパサだったけど週三回
食べてました。




2006年12月6日に
書いたものを改訂しました。