読むおなら、点取占い。
この駄菓子屋専売の紙おもちゃ
の歴史は長く、大阪の玩具商
宮城隆一さんが昭和十年に発売
した「点取辻占い」が始まりだ
そうです。
大戦で製造中止していましたが
昭和三十八年、御子息の省三さん
が復刻し今に至ります。
国内一貫生産、紙の折り畳み
糊付けは全て人の手で行われ
ているっていうからすごい。
さっそく開けてみましょう。
「まんがの
本をよみ
すぎた○5点」
挿絵は本三冊。表紙に
「まんが」と大書されて
いるがそんな本はこの世に
ない。
「自転車のタ
イヤがパン
クする○2点」
点取さんは地味に嫌なこと
を予言します。
だがすでに愛車シルバー号
は前輪がつぶれている。
「カレーライ
スがからす
ぎました○1点」
いいじゃないすか。
カレーは痛いくらい辛い
のがおいしいじゃないすか。
「おかしくて
しょうがな
い○10点」
ひとりでくすくす笑っている
点取さんの姿が目に浮かぶよう
でじわじわと腹が立ってきます。
「なんとかし
たいがどう
にもならない○5点」
その難事の詳細が気になる。
「君は僕が
好き
だろう○8点」
どちらかといえば好きだが
そう断定されるとすこし嫌い
になる。
でも一度は人に言ってみたい。
「お尻のラ
ッパがな
りました○2点」
おならより風雅な表現です。
「お年よりを
大切にしま
しょう○9点」
至極まっとうなことも
点取さんが言うと変に
聞こえる。
「オリンピックの
選手に
なりたい○9点」
今年五輪をはじめてまとも
に見たんだけど柔道の松本
さんが獣っぽくてしびれました。
「物を大切に
しましょう○9点」
「風呂の中で
もぐったり
しては
いけない○1点」
今年四十五になるけど風呂
潜りの衝動を抑えることが
できません。
次回の点取占い鑑賞を
お楽しみに。
