福岡呆然日記-i.jpg

ひとの誕生日祝いを買いに
天神まで出かけた。

店は横に長くおしゃれな
雑貨がずらりと並ぶ。

身動きに注意を払わないと
どんがらがっしゃんとなり
そうでこわい。


一応下見は済ませておいた
から大した時間もかからず
買物完了。

ここの店員さんがびっくりする
ほど感じいい。


おだやかな物腰、きわめて
丁寧でありながら自然で、
圧迫接客の反対はなんという
か分からないがそうされると
もっと買い物がしたくなる。

だから自分用にノートを買った。



おともだちと焼肉を食べに
いった時のこと。


ひとしきり頼んで第二段を
注文せんと店のひとを呼ぶ。

そしたら言うんです。
「おいしい肉は好きですか?」
と。

そりゃ好きに決まってるが
じゃあこれまで頼んだロース
カルビはどうなのよ。

それらはそうでもないって
事なのか。


彼女が指差すメニューは
並肉の三倍から四倍で、
私は思い切りあやふやな
返事をしてその場をやり過ごす。

というかお肉はまだ網の上
でジュージューいっており
やつの一言がなければ熱いぜ
うまいぜで楽しくやれた。


さらに注文する時また
言うのです。

がんがん高いのを押してくる。


こっちを気弱なジャパニーズと
踏んでおり、実際あと一押し
されたら言いなりになっていた
かもしれない。

曖昧な笑顔で「ちょっと考え
ます」なんて言って、不満気な
店員が去ってそっと溜息をつく。


同席の友は笑ってくれたから
いいが、ちょっと参る焼肉屋
でした。