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にんにくはおいしい。

おいしいがあれほど人に
迷惑のかかる食べ物はめず
らしい。


私のソウルフード、
ラーメン二郎。

脂たっぷりの醤油汁と極太麺、
ぷりぷりの煮豚みな輪郭が
くっきりとしている。

みじん切りのにんにくが
スープに浸かると猛烈に
食欲そそる香りが立ちこめ
丼にあるもの全てをがっちり
結合させるのです。


生姜や山椒では個性あふれる
スープ麺豚をとりまとめること
はできない。

にんにくあってこその二郎。



考えてみるとにんにく抜き
では成立しない料理って
そんなにありません。

シーザースサラダ、キムチ、
カポナータ。
餃子にも必要か。


むかしテレビゲームを作る
手伝いをしていた頃、メイン
プログラマー兼社長が真夜中
おなかが減ったと台所に立った。

しばらくすると変なにおい
がオフィスに立ちこめる。


と社長がにこにこしながら
大皿を持って現れた、と思えば
鼻面をぶん殴られたかのような
衝撃。

ガーリックパウダーを半瓶
使ってペペロンチーノを作った
らしい。


にんにくの邪悪な部分だけを
抽出精製した、病人や年寄り
に嗅がせればイチコロの激臭
で、それから二十年近く経った
今もガーリックパウダーを
口にしていません。


社長は一口食べてむせて
ゴミ箱に捨て社員に怒られ
てました。