ただいま目黒駅前喫茶店に
おります。午後三時三十九分。
これより五十分、店内往来
を監視、美人を発見し次第
記録報告いたす。
三時四十分、斜め右のカウンター
に木村カエラのお姉さんみたいな
ひとがいる。
ほぼすっぴん、いかすショート
ヘア、長い睫毛。
おそらく三十二才。
爪の先だけターコイズブルーに
塗って涼しげであります。
本格的に化粧したらすごい
派手な美人になるはず、と
書いていたら席を立った。
三時五十分、正面はノーネクタイ
の若いサラリーマンふたり。
熟睡してます。
その隣は五十前半の男。
いやに髪が黒々し生え際が
不自然、うなじの毛が二段に
なっていて目が離せない。
視線に気付いたか男は離席。
外は雨です。
四時五分。動きのない店内。
実家のテレビを新しくして
気付いたのは動物とヤング以外
デジタル放送の大画面に耐えられ
ないということ。
衰えた肌を塗って凌いでいる
がそのメイクの厚さまで鮮明に
映し出す。つらいとこです。
四時十五分。
かろうじて股と乳を隠す程度の
服を着た長い黒髪ガールは来ない
ものか。
昼テレビの時代劇を見たら
ひいひいおじいさんが出て
いた。
主人公暗殺を命じる卑劣漢と
して扱われており腹が立つ。
その場にいた訳じゃないだろう。
四時三十分終了。
エロス溢るる美人に会うは
いつの日か。
次回は天神よりお送りいた
します。ご期待ください。
