【警告】     
今回のコラムは著しく下品な内容です。

十八歳未満の方、下品な事柄に耐性の無い方閲覧しないでね。

















【アナウンサー】
勝利者インタビューです。
今回は快勝でした。
おめでとうございます。


【俺】
ありがとう。

フィニッシュに手こずったけど、まぁまだ本調子じゃないから。


【アナ】
長期離脱のブランクを感じさせない体のキレでした。

デビューは小学三年。
およそ三十年現役で戦っている事になります。

いろいろな思い出があるのでは?


【俺】
まあデビュー戦だよね。

自然に体が動いたっていうか、
驚いたよね。


朝方の試合だったけど、昇る太陽見ながら極めに行った時、俺は一生このリングに立つんだ、って。

今も強烈だね、その時の体験は。


【アナ】
何でも、これまでに師匠やコーチに付いたことがないとか?


【俺】
人の事は知らないけど、これって教わるもんじゃない。
教わってうまくなるもんでもないしね。


【アナ】
生まれながらの才能、ということでしょうか?


【俺】
自分の口からは言えないよ(笑)でも親に感謝しないと。

もちろん、普段の心構えが大事でそれを忘れなければ誰でもイイ線いくと思う。


【アナ】
心構えとは何でしょう?


【俺】
いつどこでも戦う、という覚悟かな。

俺は街を歩いていても、ボーっとしていない。

目を見開いて、耳を澄まし、鼻を効かせる。

キャッチしたものをしっかり記憶に焼き付け、いつでも取り出せるようにする。
これが出来るヤツは一流だね。


【アナ】
若手選手はネットを多用しますが

【俺】
ネットが悪いわけじゃない。
どう使うかだよね。

ただ外からの刺激に頼るといざって時に困るんだ。

十二、三年前かな。
海外遠征の移動中の話なんだけど…。


【アナ】
あっ!
あの名勝負のことですか?


【俺】
そんなもんじゃないよね。
フィニッシュまで二十分もかかったし。


【アナ】
しかしあの試合は語りぐさです。

会場はジェット機トイレでした。


【俺】
そう、初の海外だったし、どうも眠れなくてトイレに行ったんだ。

始めて五分もしない内に、心臓バクバクする。

それにさっきの話じゃないけど、その頃ビデオや漫画に頼ってたから、なかなか調子が出ない。
参ったね。


【アナ】
それでも乗り切ったのは、克己心のなせる業です。


【俺】
いや、引っ込みつかなくなったっていうか(笑)

まあ負けたくないしね、
ジェット機には…。


【アナ】
お聞きしづらいですが、長期離脱はどんな理由が?


【俺】
メンタル面があるけど、寸止めのやり過ぎもデカかった。

人から聞いたんだよ。
フィニッシュまでいくのは、選手生命を縮めるって。

それ真に受けて、しばらく寸止めしてたら肝心な時役に立たない。
バカだよね。


俺の尊敬するゲッツ板谷さんが、四十すぎても一日一試合必ずしてる、って聞いてショックだった。


俺は何してるんだ、と。

ゲッツさんはこうも言ってる。

「一日一回必ずフィニッシュ決めないと、損した気になる」

ともね。

その言葉で目が覚めたよ。


【アナ】
いいお話です…。

では最後に、今後の抱負聞かせてください。


【俺】
うん。俺はサウスポーなんだけど右手も使えるようにしたいね。

利き手が使えなくなった時も安心だし、新鮮だしね。
ぎこちなさが。


あとはドライ・オーガズムに挑戦したい。


【アナ】
自身にとっては未知のジャンルでは?


【俺】
人間歩みを止めたらオシマイだから。

まだ上がっていないリング沢山あります。
ガンガンいきますよ。


【アナ】
試合後お疲れのところ、ありがとうございます。

【俺】
こちらこそ!


[ ゲフィン ] 07/01/29