仕事で、

人間(赤ちゃん)の発達の過程

について調べていて、印象に残ったこと。

 

「頭がいい」とは、どういうことか?

 

 

 

生理学者の久保田 競(くぼた きそう)先生の本を

読みました。

 

 

 

 

 

2004年出版と、古い本なので

最新の知見は、この本の記述とは

変わっているのかもしれませんが、

興味い本でした。

 

 

 

久保田先生は

「頭のよい子」とは、自分で問題の解決法を見つけて行動できる子ども

だとおっしゃっています。

 

すごく腑に落ちる定義です。

 

 

 

でも「頭がいい」ということは、けっして知能指数が高いとか、学校の成績がいいということではありません。

知能テストは脳の働きのほんの一面しかはかることができませんし、学校の成績がいいからといって、ただ記憶力がいいだけという場合もあるからです。

 

頭がいいというのは、もっと総合的なものです。私たちは日常生活の中で、大きなことから些細なことまで、さまざまな問題に直面します。そんなとき自分がぶつかった問題の本質を見抜き、どうすればその問題を解決できるかを考え、そして行動を起こします。

頭がいい人というのは、こんなとき自分のとるべき行動を正しく判断して問題をじょうずに解決できる人といっていいでしょう。

 

 

 

これを読んで、

私って、アホやったんや

…と思いました。

 

まあ、自分が「かしこ」

(関西弁で「賢い人」の意。アクセントは「し」の上)

だとは、一度も思ったことはありませんが。

 

 

 

「どのような行動を起こすか」を決めるのは、

大脳の「前頭連合野」という部位なのだそう。

 

 

 

この本では、

脳の細胞がいちばん発達する生後1年間に、

どのようなことをすれば

効率的に脳に刺激を与えられるか

…ということが書いてあります。

 

 

 

ちなみに、

自分のとるべき行動を決める際は

記憶している情報量が多いほど有利になる

とのこと。

 

だから、やはり

勉強をたくさんしたり、

いろいろな経験をすることが

大切なのですね。

 

 

 

こういうことを、もっと早く知っていたら

学生時代、一生懸命勉強したのにね…

 

 

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