仕事で、論理学について調べていて

ある本の記述に

ハッとしました。

 

 

 

 

 

異なる意見を尊重する

ことが大事と、よく言われます。

 

でも、

具体的に、どうすることが

「尊重する」ことになるのでしょうか?

 

 

 

この問いに

即座にパスッと答えられる人は

少ないのではないかと思います。

 

 

 

だって、みんなが

異なる意見を尊重できていたら…

 

世の中に、こんなに

揉めごとが多かったり、

戦争が起こったりするはずが

ありませんよね。

 

 

 

筆者は、「尊重する」とは

 

  • 「相手と自分の意見は違うけれど、それはそれでいい」と思うこと
  • 相手の意見に従うこと
  • 理を尽くした上で、自分の意見に納得してもらうこと

これらのどれも違う

…と言っています。

 

 

 

では、どうするか?

 

結論まで全部、引用するわけには

いかないので

ぜひ、本を読んでいただきたいです。

 

 


ほかの部分は、純粋に

論理的に考える・話す方法

が書いてあるのですが、

全編にわたって、とても示唆に富むことが

書いてあります。

 

 

 

考える、話すって

きちんとやったら、

こんなにも高度な作業だったんだ

と思いました。

 

 

 

それは、

人間関係に

真剣に向き合うことと通ずる

とも、思いました。

 

 

 

なかでもハッとしたのは、

意見の対立を人と人との対立にしないこと

という部分です。

 

 

 

日本人は、議論に慣れていないので

意見が対立した相手のことを、

あの人は敵!

と感じてしまいがち。

 

 

 

そうなると、そこからはもう

「敵に勝つ」ことが目的

になってしまう。

 

「合意を形成する」とは

真逆の目的に

すり替わってしまいます。

 

 

 

イタリア人は議論好きですが、

そのあたりは

あっさりしている人が多い気がします。

 

 

 

私は、イタリアで10年暮らしたので

イタリア人的な考え方も

少しありますが、

やはり日本人の要素が多いです。

 

だから、

「意見の対立 ≠ 人の対立」

このことを肝に銘じていよう

…と思いました。

 

 

 

むしろ、多様な意見の存在はその集団の健全さを示している

と筆者は言います。

 

 

 

みんなが論理を使いこなせたら、

誤解や不理解も少なくなり

コミュニケーションがスムーズになる。


世の中、もっと平和になるんだろうな

と思いました。


 

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