毎日、人様の身体を足先から頭まで触らしてもらい
硬く強ばった場所を探して
ほぐしてます。
その間に、この身体の持ち主に
何故?この身体はこんなにまで
過酷な状態に至ったか
聞き取って
持ち主の生活を思い図ります。
その想像では、大抵の人の日常は
僕にはこなせないと思われ
何時間も毎日、巨大なトラックを操縦したり
小さな子どもと1日相手しながら
家事をこなしたり
出社から退社までパソコン見続けたり
この不景気に契約とりに走りまわったり
お客さんの身体触りながら
想像します。
想像力がなければ
僕の仕事も1日中
もみ続けられないし
想像なく揉むと
マッサージ機と同じように
パターン化して
もっと深く深く中に入っていけません。
そして誰かを「すごいなぁ~~!」って思えることは
自分の年齢が上がってくるほど
大事なことだと
つくづく思えます。