わたしに会うまでの1600キロ

リース・ウィザースプーンさん
ローラ・ダーンさん

ジャン=マルク・ヴァレ監督



めちゃくちゃ好き。旅した事ある人全員に刺さるんじゃないかな
何かを得る為じゃなく、本当の自分を取り戻すには最適な方法だと僕も知ってる。素敵な話でした。
今のこの時代だからこそ刺さる人も多いのでは。
僕も憂鬱な時代がありまして、その時にケータイも財布も置いて旅に出て死ぬほど泣いて死ぬほど叫んで、生きてるだけで丸儲けって言葉を胸に刻みこんだ事がありまして。今は今を必死に生きてるからこそ言える。暗黒時代。やっと言える。笑って話せるようになってきた。
そこで吐き出す事の大切さを学びました。自分が思ってるよりも普段ストレスとかネガティブって抱えてて、それを受け入れるなり上手く吐き出すなりしてみんな懸命に生きてるんだと思うんですけど、それが上手く出来ない人もいて。自分も上手くない人だったので、演劇の準備で吐き出す方法を知り、それでだいぶ楽になりました。やっぱり叫ぶんですよね。怒ったらおでこにストレス溜まるし、緊張したら肩とお腹にストレス溜まるし、それを各部位丁寧に声に出して抜いてあげると、本来の自分になって、ポジティブなエネルギーで満ち溢れるっていうのを続けてます。声に出す事って重要なんだなって最近凄く実感してます。旅してると内なる言葉をずっと抱えていつか外に吐き出す瞬間が訪れて、その瞬間に吐き出すだけ吐き出せるから、今良くない状況にいると思う人は旅もいいんじゃないかなって思います。カラオケで永遠叫ぶとかでも効果ありそう。とにかく、ストレスを声に出す事が大切。役者やってないと気付けなかった事だと思うので、役者やってて良かった事の一つ。
ストーリーは、母を亡くして自暴自棄になった娘が自分の生きる道を見出す為に1600キロの旅に出る話。
僕は50キロくらいだったかな。笑
1600って凄い。逆に50キロじゃ済まなかったんだろうな。主人公も結構重い過去を背負ってたから。
ね。落ちてる時って誰に何を言われても刺さらなかったりするから、叫ばないといられないくらい溜めて溜めて最後に叫べば、また救える事もあるのかなと思います。叫んで欲しい。失う前に。溜めた分だけ。そしたらびっくりするくらい目の前の景色変わるから。
届け。