過去旅日記〜尾道へ大林宣彦映画を探す旅〜四の巻 | Grayhounds・ナオキvsボランドールの28回目の神経衰弱

ライブ情報!!

 

<ボランドール劇団>

 

9月14日(木) 町田プレイハウス

お久しぶりのアコースティック公演!

トリの5番目21時15分頃からの出演!!


9月18日(月) 関内音小屋

こちらもアコースティック公演!!

こちらはなんと一番目!!

19時ちょうどくらいからの出演でございます!


10月24日(火) 新横浜ベルズ


11月12日(日) 新横浜ベルズ


12月14日(木) 町田プレイハウス


12月24日(日) 池袋鈴ん小屋

 

 

<グレイハウンズ>

 

9月

9日(土)千葉バハマ

 

12日(火)川口ショックオン

 

15日(金)新百合ヶ丘ルート66

 

17日(日)関内ハートアンドソウル

 

20日(水)恵比寿ジャンケンポン

 

21日(木)小岩ジョニーエンジェル

 

26日(火)千葉バハマ

 

27日(水)立川AAカンパニー

 

29日(金)新百合ヶ丘ルート66

 

 

10月

3日(火)恵比寿ジャンケンポン

 

5日(木)千葉バハマ

 

6日(金)新百合ケ丘ルート66

 

15日(日)新柏パタータ

 

17日(火)立川AAカンパニー

 

18日(水)川口ショックオン

 

20日(金)新百合ケ丘ルート66

 

26日(木)小岩ジョニーエンジェル

 

27日(金)千葉バハマ

 

29日(日)関内ハートアンドソウル

 

よろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

 

2014年5月23日 

 

 

広島の旅・3日目

今日は早々に起きて尾道に行く。

10時のチェックアウト前に出るなんて「自主的な旅じゃないとあり得ないな」などと他人事みたいに思いながら出発。

今日も嬉しくなるような快晴!

「路面電車も最後だなあ」と噛み締めながら駅までのる。

JR線に乗り換えて尾道へ。
広島市内からは一時間半ほどで着く。

午前中に尾道に着いた。

やはり、当たり前だが市内よりもグッと田舎。
昨年、秋の旅の観音寺にどことなく似ている。嬉しくなる自分。

駅を降りて荷物をコインロッカーへあずけた。

駅はかなり改修されて、もはや若干近代的ですらある。
後で聞いたのだが、久しぶりに大林宣彦監督が尾道に降り立って、あまりの駅の改修、近代化っぷりに激怒してしまったとか・・・。

実は今回、僕は目的地を尾道と選んで来てみたものの、数ある大林宣彦監督作品の中のふたり」「時をかける少女」しか観て来ていない。

まだまだ膨大に尾道を舞台とした大林作品があるのに2作しか把握していないとはなんともにわかではないか。
しかしながら、その少ない映画の断片だけでも持ち帰ろうというのと、前回の香川での「出来るだけうどんを食う」というテーマにならって「尾道ラーメンを出来るだけ食う」いうのが今回の尾道の旅のサブテーマ。

早速、昨日BARで仕入れた情報で尾道ラーメンの美味しい店に直行。

かなり並ぶこともあるというらしいので、どうかなーと思いながら急ぐと、通り過ぎそうなボロさのひっそりとしたラーメン屋「つたふじ」を見つけて入った。
全く並ばずに済んだ。

店内はメチャクチャ狭い。ご夫婦二人でやっていてカウンター10席くらいだったろうか

そして店内静かー・・・・。
頑固オヤジ系のとこなのか?と思いながらも別にそうじゃないみたい。

10分ほど待って出て来たラーメンは一言、美味かった。
醤油ベースの細麺、そこに粉々でなく少し大き目の豚の背脂が浮いている。
あっさりした素朴なラーメンだった。
これが基本的な尾道ラーメンの定義の様だった。

食べ終わり直ぐに街へ、というか商店街へ。

尾道はこの商店街が街の中心という感じなんだろうと思う。

古い街並み、昔、銭湯だったところを無理矢理お店にしたような店もあってテンションが上がった。
線路を挟んで海と反対側の昔山だったであろう斜面に民家やお寺がいっぱいある地域へ。

そこの細道を登ったり降りたり、縦横無尽に歩き回って感動していたら夕方に。

そろそろチェックインの時間だ。

今夜の寝床は、初めてのシェアタイプの宿泊所。
個室はなく、知らない人たちとベッドが沢山あるとこで一緒に寝るのだ。

その名も「あなごのねどこ」一泊2800円ナリ!

尾道には結構こうゆう施設がたくさんあるみたい。
余談だが、さっきーは京都のこうゆうところに泊まったことあるらしい。

僕も、初体験だが今回は面白そうなので、やってみることに。

システムやルールを聞きチェックイン。
既にロビーでは知らない人どうしが缶ビールをのみながら話している。

それを横目にベッドルームへ。

一部屋に7ベッド、横の増設されたであろう場所に2ベッド。女子の部屋は別。
もちろんトイレ共同、シャワーのみ。タオル有料。

好きなベッドを見つけて、そこをその日の自分の基地にする。
貴重品の扱い等の指導は無かったのが逆に「もちろん自分でしっかりしてね」というのが伝わって来た。

僕はそこで呑むよりも街のお店で呑みたかったのでシャワーを浴びてそそくさと出てきてしまった。

出る前に、明日の宿が決まっていなかったので「明日はどうか?」と聞くも「土曜なので満室です」との答え。
もう一軒、シェアハウスに問い合わせるも同じ答え。
やはり明日は土曜、明日になったら空くホテルもあるかもしれないが望みは薄い。

もし見つからなかったら、旅は明後日までするつもりだったけど、明日帰ることもあり得るなーなんてことを考えながら呑み屋街に繰り出した。

適当な一件に入りビールと刺身を注文。
刺身はなかなかに美味しかった。二軒目へ移動。

次の店は鉄板焼きの店、美味いホルモン焼きを食いながら、対面だったのでマスターと話していると横にいかにも「裸の大将」って感じの人が話しかけてくれた。

裸の大将は店の常連らしく、3人で楽しく会話。
尾道の良さや自分が横浜から来たことなどを話しているうちに、明日の宿が決まっていない事を言うといきなり裸の大将が何処かへ電話をかけてくれた。

聞くと知り合いの宿をとってくれるという。
「ボロくてそこのシェアハウスより高いけどいい?」と何度も聞かれ「全然いいっす」か言ってあっさりとってくれちゃった・・・・。

どうやら、明日解放するはずの物件を今夜中に「うん」と言わせてしまったらしい。
なんだかいわゆる「旅本」の中で起こるようなことが自分に起きた。

裸の大将にビールを奢り、マスターと大将に礼を言い店を出た。

いい気分になり、もう少し呑みたいなーと思って部屋でもう少し呑もうとビールを買ったのに気がついたらちょっとおしゃれなBAR風のところに入店してた・・・・。

すると店員の黒縁メガネのお兄さんが話しかけて来た。
お決まりの自己紹介後、僕が観光と知ったお兄さんは、たくさんの尾道情報を教えてくれた。


帰りがけ「わかりずらいと思うんでさっき教えたお店、案内しますよ」と言ってくれ軽く案内してもらい最後に「夜しかやってない尾道ラーメンの店」その名も「クラウン」を教えてくれたので店前で別れ、勢いで締めの尾道ラーメンを食って帰った。

尾道の人の親切さに触れ泥酔で宿に帰り2秒ほどで寝た。