尾道・観音寺ふたたび~其の八~ | Grayhounds・ナオキvsボランドールの28回目の神経衰弱

7月17日後編

洗濯乾燥を終え、先ほど取ったホテルにチェックインする。
お腹が減っていたのでシャワーを浴びてすぐに街に繰り出した。
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どこか良い呑み場所はないかと足で探す。
僕はオシャレなバルとかバーも嫌いではないのだが、いわゆる「居酒屋さん」が好きなのでとにかく良い雰囲気の居酒屋はないかと探す。
せっかく岡山の繁華街に来ているのでチェーン店でなく、かつここにしかなさそうな地域密着の居酒屋を。
後で調べたら実はチェーンだったなんてこともあるのだがまあそれはそれでよい。

30分ほどうウロつき「ここは!」というお店を見つけて入った。
あまり聞いたことのない魚の刺身などを注文し、瓶ビールはアサヒ。
この店わかってるね~。
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ビールと刺身で休みと旅という「幸せ」を噛みしめつつ、この後行く場所を考える。

やはりこうゆう地方都市に来ると広島同様、オールディーズライブハウスを探したくなる。
あいにく岡山ケントスはすでに無くなってしまっているのでどうにかそうゆうお店はないかと探すもよいお店が検索にかからない。

やっぱり無いのかーなどと思いつつ、呑みながらTwitterやFacebookに今日の事を投稿などしていると香川のお友達から「ダックテイルというお店があるよ」と教えていただく。
後で思えばこの情報をもらっていなければあと何軒か居酒屋を回って終わってしまうところだった。(本当に感謝です!Rさん!)

早速調べる。

一回目には少し間に合わないかもしれないが全く問題無い。
最後の一口のビールを飲み干すと店を出て「ダックテイル」へ向かった。

グーグルマップを頼りに怪しげな風俗街を抜けさほど迷わずに店の入ったビルに到着。
僕の旅の9割はスマフォが無いと前に進まないだろう……。

さしずめ千葉の「Bahama」のビルって感じのビルに「ダックテイル」はあった。
期待に胸膨らませドアを開ける。

なかなかにオールディーズな感じの店内。
なかの雰囲気は川越の「ステップヘブン」を小さくしたような感じ。

おもむろに席に着くとお客さんは僕以外に四人くらいいただろうか。

コロナを注文するとお店の方が話しかけてきた。
一見で来る客は珍しいらしく、誰の紹介なのか?とかどのように知って来てくれたのか?などいろいろ訪ねられ、他の店員さんも加わって音楽はやってるのか?などの質問に答えているうちに僕の所属が判明、恐れ多くもグレイハウンズのことを知っていてくれた。

やはりバンドの方はケントスやコニーさん、クールス、銀蠅関係の方々とも関係のある方たちで(というかダックテイルに出演している)いろいろとお話しさせていただく。

で、歌わせていただく事に。

1ステージで歌った後に2ステージ目も是非!という事で結局5、6曲歌わせていただいた。
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お客様の中に「9月の京都のグレイハウンズに行きます!」という方もいらっしゃり、有り難かった。
コロナを何本かご馳走になったりで結構呑んで酔っていた。
12時を回る頃お店を出た………と思う……………。

その頃には時間的にやっている店は少なったが、小洒落たバーがあったのでもう一杯呑んでホテルへ帰った。
知らない土地で酔いながらよく帰れたものだと思うが、無事帰り着いた。

この日は誕生日で誕生日らしい事はしなかったが考えてみれば十分に贅沢な誕生日であった。

旅に出てから3日、考えたら全部歌を歌ってた。


つづく