空をよく見上げるようになりました。

きょう（9月８日）午前、ジョギング中の空です。蒸し暑い夏の空でした。

昨日の夕日には「夏の終わり」を感じたのですが。

先日の５日、UGUISSのビルボードライブの日の空です。

「UGUISS」は1980年代前半にデビュー。わずか1年で解散した伝説のバンドです。今年５月、デビュー４０周年を機に再結成。冨田麗香さんが３代目ボーカルとして加入しました。

そのUGUISSに「Future」という曲があります。

「人影の絶えた　ホームの片隅で　スーツケースに座り　見上げた空の色　列車を待ちながら　本当に待っているのは何か　他のものさ」

麗香さんの透き通った歌声、メンバー５人の美しいハーモニー、柴田俊文さんのキーボードの音色。そして素晴らしい歌詞。一度聴いて大好きになりました。作詞したのはリーダーでギターを担当する佐橋佳幸さんの幼友達の福島浩さん。数年前にお亡くなりになったと聞きました。

私の育った滋賀県大津市。今年６月、最寄り駅のJR石山駅のホームの片隅から見上げた空の色です。

　９１歳の父が体調を崩し、介護が必要になりました。月に１～２回、故郷に帰っています。１９歳で大津を離れてから３９年。懐かしい空です。といって、高校生のころ、空なんか見上げたことなかったかもしれませんが。

　こんなに空を見上げるようになったのは、冨田麗香さんの歌を聴くようになってからです。麗香さんのオリジナル曲に「夜空」という歌があります。

「冷たい風が僕を吹きつける　ちょっぴり強い向かい風」

「空を見上げよう　空を見上げよう　今夜はとても　星が見えるから」

今年3月8日、国分寺路上ライブで「夜空」を歌ってくれた時の空です。星は見えませんでしたが、吸い込まれるような漆黒の空が広がっていました。

国分寺では、もうひとつ印象に残る夜空がありました。今年８月１１日、路上ライブのラスト。麗香さんのオリジナル曲で終わることが多いのですが、「見上げてごらん　夜の星を　小さな星を」

夜の駅前。騒がしいはずなのに、静寂が広がりました。

　翌日は日航ジャンボ機事故の起きた日でした。坂本九さんの命日です。当時、私は大学１年生。夏休みで北海道でアルバイトをしていました。あれから３９年。時は流れ、人は旅立ち、記憶は薄れても、歌は永遠。そんなことを思いながら空を見上げました。

　今年６月２２日、奥多摩の鷹ノ巣山（1734ｍ）の山頂から見上げた空です。富士山がきれいに見えました。

　息子が小さいころ、家族で毎月のように山登りをしていました。

高尾山からはじめて奥多摩、丹沢。少しづつレベルアップして八ヶ岳。最後はアルプス。

ですが、高校生になるころから、息子はつきあってくれなくなり、私も大阪に単身赴任。久しく山から遠ざかってきました。

　久々の山登り。夫婦二人で見上げた空の色。感激いっぱい。素晴らしかったと言いたいところですが、バテバテで疲れ果てて、はっきり記憶にありません笑。