初めてプロ野球の試合を生で見たのは仙台・宮城球場でした。

 

 1973年、小学2年の夏休み。両親の故郷・宮城県に帰省中、父に連れられロッテ・阪急戦を観戦しました。

 その時のことを急に思い出したのは、ある外国人選手の訃報を知ったからです。

 

 ジョージ・アルトマン。

 

 メジャーリーグでも活躍した長身の黒人選手。チャンスにつよい強打者でした。

 この試合、阪急に1点リードされた8回裏ロッテの攻撃。ランナーを二人おいてアルトマンが放った打球は夜空にアーチを描き、私の座るライトスタンドに向かってきました。

 「うわぁぁ」と見つめた白球は、ゆっくりと近くの芝生席(当時、外野スタンドは芝生でした)に吸い込まれていきました。

 ダイヤモンドを回るアルトマン。52年たった今も、スローモーションのようにその姿が目に浮かびます。

 

1975年引退。

2025年11月24日死去。92歳。

 

 その後、阪神の田淵選手、掛布選手、ラインバック選手、巨人の河野選手。何度かホームランを見ました。ですが、私の中でホームランといえばアルトマン選手です。

 

 本当に美しいアーチでした。謹んでご冥福をお祈りいたします。

 

アルトマン選手の訃報を伝える記事です↓