確かこれ学校の教科書に載ってたな。

...のような気がする。

ただ残念なことに、どんな授業だったかは皆目覚えていない。

久しぶりに読み返してみるかな?

と思い古本屋で買ってきた。

短編小説だから吉祥寺までのバスの中で読み終えてしまった。

この「走れメロス」は、作品の最終行に(古伝説と、シルレルの詩から。)と記されていることから著者のオリジナルではなく「古伝説とシルレルの詩」がモチーフとなっているようだ。


親友を人質として差し出し、3日間のうちに妹の居る村まで行って妹の挙式を見届けて戻ってくる。約束の日までに戻らなければ親友は処刑されるので、親友を助けるために走り続けるという話。素直な気持ちで読み解くと美しい友情と固い絆のストーリーといえるが、そもそもの話しの設定に無理があり展開が突飛で全体的に荒唐無稽な気がする。メロスはずっと走り続けたかと思いきやそうではなく、途中でゆっくり歩いたりヘトヘトに疲れたから爆睡したりと「一刻も早く戻らねば」という使命感や「自分が走らねば親友が処刑される」という危機感が見られない箇所もあったりで、『何してんねん!早よ行かな!』と突っ込みたくなる。

そんなふうにこの作品を素直に感じ取れずに変に穿った見方をしてしまう自分にちょっとばかり嫌悪してしまったモヤモヤした不思議な作品だ。