MacBook、MacBook Proでは購入時にキーボードの種類が選べます。JIS配列とUS配列(その昔はASCII配列なんて呼ばれてました)です。
読んで字の如く、キーの配列が違います。アルファベットや数字の配列は全く同じですが、記号や装飾キー(コマンドとかオプションとか)の配列が違います。

あと、USキーにはひらがながプリントされていないので、見た目がスッキリしていますね。ローマ字入力であれば、ひらがながプリントされていなくても困りませんし。まあ、いずれにせよ、見た目がスッキリしているかしていないかは、好みの問題でしょう。

配列の問題はキーボードという装置の根幹に関わる問題なので、大きな問題かもしれませんが、これもどっちが良いということはなく、慣れの問題でしょう。

そういうことで、一番大きな違いは、入力モードの切り替え方だと思います。

MacBook ProとMacBook 13インチのやつ-JIS配列

JIS配列
カナキー、英数キーで入力モードを変更できる。
いずれのモードでタイプしていたとしても、カナキーを押せば日本語に、英数キーを押せば、半角英数モードに切り替わります。つまり、画面右上の入力モードをいち位置確認しなくても良いわけです。

MacBook ProとMacBook 13インチのやつ-US配列

US配列
コマンドキー+スペースで切り替わります。日本語モードの時にコマンドキー+スペースを押すと、半角整数モードに。半角整数モードのときにコマンドキー+スペースを押すと日本語モードに切り替わります。
一見なんの問題もないようですが、切り替える時は現在どのモードに入っているかを把握している必要があります。タイプし続けている時に切り替えるのは問題ありませんが、ちょっとタイプを休んだ後に入力する時は、画面右上の入力モードを確認する必要があります。

これ、ちょっと不便です。

ちなみに私はずーーっとUS配列派です。なんでかというと、別に格好つけているわけではなく、初期のMacに標準添付されていたキーボードはASCII配列だったからです。なので、それ以来ASCII配列です。もう、骨の髄までしみこんでますので(笑)、こんな不便な点があっても乗り換えられないのです…。

しかも、近年はもっと大きな問題が…。US配列のノートブックはアップルストアでないと購入できないのです。これがなにを意味するかというと、電気量販店での値引きやポイントを利用することが出来ず、ほとんどの場合定価購入しなければならないということです。これは痛い。
私の知る限り、iBook以前は、アップルからキーボードのパーツだけを購入して自分で載せ替えることができました。しかし、iBook以降はそのようなサービスも中止してしまい、現在はキーボート部と本体が一体なので構造上でもそのようなことは不可能です。つまり、購入時に選択するしかないのです。

つい最近、ソフマップやヨドバシカメラなど、一部の量販店でもUS配列を取り扱うようになりましたが、ほとんどの場合取り寄せで最低でも5日ほどかかるようです。
まあ、そのくらい待てば良いのですが、私の場合、マシンを買い換えるのって「急に壊れたから今すぐ必要!」ということが往々にしてあるので、すぐに手に入らないと困るのです。
なので、最近は渋谷か銀座のアップルストアで購入するパターンが多いです。
ま、仕方ないですね。そもそもマイノリティのMacユーザーのなかでも、さらにマイノリティなんですから(泣)。
(そのうち米国から直接購入しなければならなくなりそうで戦々恐々です…。)

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