わたしのレシピ
親から言われて心に残ったこと。

母親

1.体に障害のある人には、優しくしなさい。
2.男はあまり喋るもんじゃない。
3.大人の話に子供が入るんじゃない。
4.男は親の葬式以外泣くな。
5.欲しいものがあってもダダをこねるな。
6.人様に迷惑をかけるんじゃない。
7.寝る時に動くんじゃない。
8.子供の頃ガンダムやウルトラマンを見てどちらが
良い人なの?と聞いたら、どちらも立場があるから
いいも悪いもないんだよ。
9.男が食べ物に文句をいうな。
10.人のいうことを聞け、素直さがないんだ!
11.なんで、あー言えば、こー言うんだ。
12.誰のお陰でご飯を食べられるの。
13.一人前になってから、言いなさい。
14.兄弟どちらもかわいい。平等だ。
15.男は弱いものの味方をするもんだ。

母は、自由奔放な人です。若くして、父と結婚
して、美容師として、働き始め楽しむ間もなく
美容師を辞めました。

父は古い亭主関白で女は家に入って子育てをしろ!
と言う具合なので、私もこの歳になって分かりました
が、きっと、悔しい想いもあったのでは?
と思う。
口癖は、パパ以外に素敵な男の人がいて、強引に結婚したと言っていました。

1人私には弟がいました。私ばかり怒られるので
悲しい気持ちがありましたが、与えて貰うものは
確かに平等でした。

父と同じような事を言われて、長男なんだから
男なんだからと、男らしさを求められて、その様に
生きてきたと思う。
今、思い出しても、人にはいいも、悪いもない立場を尊重することや障害のある方に優しくしろ、弱いものの味方をするという生き方は心の底に残っている。
なぜ、あの母がそんな事を言ったのか分かりませんが、きっと、神様からのメッセージだったのでは、ないかと思います。普段そんな事言わない人なので。

母は祖母から愛を貰って居なかったと思う。
三人の姉妹で長女、末っ子の三女に愛情とお金を祖母は使いました。
母と次女の姉妹はいつも、電話で愚痴をこぼしていました。

ですが、私と弟には、均等に愛情をくれましたが、
愛情の連鎖を私達兄弟で断ち切ってくれたことには、感謝です。

祖母のお葬式の時に精算された様に思います。
しかし、子供への愛情のかけ方は、受けて来なかった分戸惑いはあったのかもしれません。

思春期には、生意気な口を聞いたり、失礼な態度を取ったことは、反省しています。
小学校高学年までは、厳しく育ててくれて有難うと言いたい。

顔で笑って、心で泣いて。今は父と幸せに暮らしています。
父も丸くなりました。

参観日は、身内を褒めるのは、日本では、恥ずかしい行為ですが、美人な母として、必ずみんなの話題になりました。

自分が親となり、成長して気持ちもよく分かります。

産んでくれてありがとう。
感謝!

家に貼ってあったマリリンモンローの写真を母なのかと、言って、その時の嬉しそうな母の顔。わたしは驚きました。違うのかと。