EVなんて問題だらけで

水素エンジンが有望なんだよ

国内のエンジン関係の人が

仕事を維持できるよ

この内燃機関の設計や組立は

日本の強みなんだから‥

で盛り上がってる雰囲気なのだけど

雇用が維持できるは内輪の利益。

勝てばそれでいいとは、さすが

いろいろな正義があるよねと

教育されるポン国のご意見だ。


ヨーロッパではロシアからの

ストップで揺れたように

原油供給も安定しないかもしれない

価格高騰するかもしれない

ガソリンやディーゼルに危機信号。

大型トラックではEV置き換えも

リチウム高騰で車体コストで売れなく

なる報道のように、レアメタル供給もリスク

あるし、固体電池はまだ見えてこない

ならば水素エンジンで急場を凌ごうじゃ

ないか。

BMWが開発着手。ボルボも後押し。

(しかしBMWはトヨタと水素燃料電池

FCVエンジンを共同開発しており、

寒冷地でのテストで着々と対策を積みあげ

ている様子)


NOx触媒技術で一歩進んでるトヨタ社

は、パテントや部品供給で

おいしいビジネスになるじゃないかと

思ってるかもしれない。


まぁ、いろいろ展開できる大企業らしい

戦略だよね。

逆にEUのメーカーも取り急ぎ、原油も

リチウムも地政学上の不利益をこうむる

ので水素‥取り急ぎ、トヨタから触媒の

ライセンス買うほうが自社開発より安け

ればそれで乗り切れる。


1つ言いたいのは、CO2の800倍の温暖化

効果をもつNOxの発生は水素エンジンも

内燃機関である以上避けられないことだ。


暫定で経営維持するために水素エンジンは

あるかもしれない。しかしNOx発生で

ガソリン車以上の水素エンジンはCO2が

出ないことだけで免罪符が出る訳ではない。

内燃技術の裾野が大きいのは欧米も同じ。

それは、自分たちの内輪の利益であって、

内輪の善が公共の善より上に来るわけはない。


ツイッターで中国人が書いてた、日本人は

一人一人は本当に誠実で善良な人達ばかり

である。しかし欠落してるのは何が正義

なのかを示すことができないこと、という

指摘はよくわかる。


倫理など建前でしかなくて

要はビジネスゲームでしかない

と日本人は考えがち

建前じゃなくて

価値のプライオリティは揺るがない

それが普遍的価値を持つことなので。


長期展望で水素エンジンが生き残ることは

ないだろう。環境負荷において、伸び代が

ない。触媒技術でNOx減らせる理屈は、

ガソリン車が生き延びていい理屈と同じ。

EUのEV化一辺倒な規制スケジュールも

変更してくるだろうけど、FCVと水素

エンジンの本質的な環境負荷の違いを

無視して同一体系なら、なんだ自国の

車産業が有利になることしか考えてなく

日本人の倫理性のなさを馬鹿にできない

だろうと思う。


余談だけど、

全体として、どう環境負荷を減らす

か、の視点が大事だよね。

水素を自然エネルギーから作ることも

大事。


発展途上国で水素ステーションが現実的に

なるのかも大事。

液体水素のホースは短期間しかもたず、維持で

1ステーションあたり年間4000万かかるとか

それも問題。