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ジェイ・クルーと聞いて、懐かしさを感じる方は

 

30代半ばから上の世代になるのでしょうか。

 

2008年に日本撤退を発表、2009年には完全撤退となった

 

アメリカを代表したカジュアルウェアブランドの一つです。

 

日本で展開していた頃は、伊藤忠商事やレナウンと

 

ライセンス契約を結び、店舗展開していました。

 

 

 

 

少しそれますが、残念なことに

 

レナウンも2020年に経営破綻してしまいましたね。

 

かつてはダーバンやアクアスキュータムのライセンスも

 

保有していた大きなアパレル企業です。

 

 

そんな時代の流れはさておき、まずは記事のご紹介

 

 

記事を書いた方のリアルな体験があるのは素敵なことで羨ましいとも思います。

 

僕はJ.Crewは並行輸入店でしか商品に触れたことがなく

 

店舗やカタログを通した体験はないのですが

 

商品から感じた印象は記事と同じものがあります。

 

ラルフローレンやブルックスブラザーズと同じスタイルを

 

感じさせながらも少しだけ低価格で

 

アメリカンカジュアルのコンサバティブな部分を

 

感じさせてくれるベーシックなブランドでした。

 

しかしながら、前述の通り日本からの撤退と

 

本国での経営破綻がブランドの結末となってしまいました。

 

事の大小はあれど、日本から撤退となった

 

アメリカンカジュアルのブランドは少なくないと思います。

 

アメリカンイーグル、オールドネイビー、フォーエバー21

トップショップ(イギリスですが)

 

悪意はなにもないんですが

 

同じ流れを辿りそうで怖いのは

 

GAP、アバクロ、ホリスター

 

ベクトルが違うのでなんともですが

 

ZARA、H&M、Bershka

 

なんかも気が付けば、、なんてことはあり得そうです。

 

アパレルは移り変わりが早く

 

良く聞く言葉でレディースアパレルは5年生存率

 

メンズは10年生存率なんてフレーズが定型です。

 

流行はもとより、消費者の変化やブランド側の変化で

 

このくらいの年数で多くの会社が消滅してしまうという

 

事象を表したものです。

 

 

若干ダークな話が続いておりますが

 

こうした現象は避けられない必然だとして

 

こうしたブランドの商品がいつか

 

ヴィンテージ扱いされるのではないかというお話。

 

特に注目したいのはタイトルの通り「J.Crew」

 

なぜかというと、冒頭も書きましたが

 

J.Crewと聞いてピンとくる方は30代半ば以上のはずで

 

日本から撤退して数年が経過している為

 

これからファッションのフィールドに参加してくる人には

 

あまり知られてないので新鮮感がある。

 

加えてデザインはアメカジのコンサバティブ

 

とどめは年代を遡ればMADE IN USA の商品がある

 

というところです。

 

これは最近だとGAPが良い例で

 

誰が言い始めたのか知りませんが

 

「オールドギャップ」ならぬ言葉が存在しています。

 

USA製のアイテムを指すこともあれば

 

単に古いGAPを指している場合もあるそうです。

 

それに倣ったかたちで、USA製のJ.Crewも

 

ヴィンテージの扱いをされる日はそう遠くないと思います。

 

ちなみAbercrombie & Fitchは、1904年創設で

 

元々アメリカで敷居の高い高級ブランドだったので

 

はなからヴィンテージ市場での評価は高いです。

 

 

じゃあそんな再評価される日はいつくるの

 

というところですが

 

確実に経済の回復次第だと思われます。

 

日本人のアメカジ好きはすごいもので

 

 

 

こちらの本に代表されますが

 

もはや日本人の服装はアメリカンカジュアルです。

 

なので今は諸事情あって日本のファストブランドが提案している

 

素晴らしいクオリティのアメカジ風服が需要の真ん中にいますが

 

いつの日かアメリカのブランドの服が着たいという日が

 

戻ってくると僕は思います。

 

いや、戻ってこないのか?

 

という一抹の不安はありますが

 

深層心理に植え付けられた「アメカジ好き」が

 

そう簡単に離れることはないはず。

 

J.Crewが再評価された時、その波はもう一度くるはずです。