思い出で飲んでます。


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イチロウはイチロウなのに

次男と聞いた


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久しぶりに

立会いなるものをした。




「立会い」と言うのは

未だにつながりがある業界に

物を売ったときに

そのものが順調に動くのか?

トラブルはないのか?

私は一生懸命仕事していますよ。


という


伝統の行事です。



私の居る業界は

物を売ったら「立会い」

をするのが当たり前でありまして



売った事が久しぶりではなく

売ったのに立会いをするのが

久しぶりだんです。



次男のイチロウと同じです。。。。



昔、若かりし頃、立会いをしたときに

その混雑振りに様々な事件があった。


ドアやシャッターが開く頃

あの華やかな軍艦マーチや

F1のテーマが鳴る時代


立会いに際しては

様々なドラマがあった。


ガラスは割れる。

飾りは壊れる。

当然、店の手先と思われ怒鳴られる。



普通の出来事でした。



その昔、整理券なんて発想がない

開店のとき

ペイペイなのに年を取っている

その筋のお方が


ドアに指を挟まれ

小指を失った。



すぐさま救急車で運ばれた後に

小指を捜し

その小指を持って

なぜか、立会い中の私がその

元請の業者の大将と一緒に

病院にいった。



店の社長は

その筋だと面倒なことになる事を予想し

大将と私にその事後を託した


ようは逃げたと言う話




ビニール袋の中に氷を入れた小指を持ち

タクシーで病院に着いたとき



田舎の地方都市で

これは金になると感じたのか

あらゆるその筋の方が総動員



廊下の両脇にずらっと並ぶ

黒尽くめのスーツの方の間を通り



元締めの大将とちびった私は

小指を届けたのでした。



「ほら、忘れ物。後で責任者から連絡してくれ」



今となっては

そんな事を言ったかどうかは定かではないが

私のちびった記憶のなかで

その大将は毅然と告げたのです。



後で聞いた話では

小指は保険で対応し

その筋のお偉いさんとは今もつながる

お友達になる。



敬服した一瞬でした。



様々な思い出があり

昔の事を思い出します。




21年前に出会った大将は

今の私と同じ年


今の私が22歳のペイペイの

営業マンを可愛がったと

同じと言う事です。



最後の最後まで

教えてもらいました。




一つずつ

思いを思い出そうと思います。




可愛がってもらった分

その気持ちで

誰かを可愛がろうと思っています。