実家へ向かう途中にある
駅前の古びた喫茶店。
※画像はお借りしました
昔ながらの建屋(つくり)で
店内も気取ったところが
何一つ無いごく普通の喫茶店。
※画像はお借りしました
最近では「カフェ」と呼ばれる
ちょっと気取った
お洒落なものの出現で
やや押され気味である喫茶店。
昨日は、その喫茶店に
ふらっと独りで立ち寄り
朝食を
※画像はお借りしました
テーブルに出された
モーニングセットを見ながら
ふと想う…。
そう去年の秋までは
母親のリハビリも兼ねて
運動がてらに父親と三人で
時折来てたよな
ここにモーニングを食べに
でも現在(いま)は私一人。
母親は入院生活
父親は突然の大病を患い手術
退院はするも家で療養中。
※画像はお借りしました
いつものテーブルに座るも
向かい側の席にはいない二人…
たった独りで食べる朝食は
味気なくそして切ない。
なんとも言えない淋しさと
空虚な気持ちに襲われる。
歳を重ねると言う事は
当然のように手にしていたものを
少しずつ失くしてゆくと言う事。
※画像はお借りしました
ほんの少し前までは
見えていた風景がある日突然
見えなくなると言う事。
そんな当たり前の事を
解っていたはずなのに
今更何を…
って想うけれど。
これから少しずつ
この手のひらから零れ落ちてゆくもの
※画像はお借りしました
悲しいけれど
その全てに感謝して
『 ありがとう 』 って
素直な気持ちで言えるように
せめてこれからは…
本日の ひとりごと です。