産後1週間の入院生活です。
(初産は出産0日〜6日、産後計7日間の入院スケジュール)
明日の退院を控えた今日、朝起きてみると、体のあちこちの痛み、特に会陰のどうしようもない痛みはかなりひいておりました。
会陰の痛みが引いて触れられるようになり、見えないながらも確認すると、何やら硬結ができておる…。
切開部の痛みというより、挫滅による感染からのリンパ腺腫脹の印象。
切開部ともおそらく位置が違う…。
自分じゃ見えないので診察のしようがない…。
硬結は気になりますが、痛みが引いたということは感染もひいたということなので自然に硬結は消退すると思われます。
…とにかく、痛みが引いて良かった…。
広尾日赤のおっぱい道場にすっかり洗脳されて、自発的に母乳直飲みトレーニングを日夜問わず行っておりました。
どうにかこうにか、母乳直飲みで満足して眠れるほどの量を飲めるようになった。
生まれて間もないのに、我が子も頑張った。
…明日、退院を控え、今後の生活を想像してみた…。
ぶっちゃけ、母乳直飲みである必要は全然ないな…。
直飲みできれば、夜中に哺乳瓶の洗浄消毒をする手間が省けるからいいな、とすっかり洗脳されていた。
でも、それは入院中一つの哺乳瓶でやりくりしなければならなかったからだ。
家に帰ったら、夜中に洗浄消毒しなくてもいいだけの本数を用意すればいいだけのこと。
…考えてみたら、2か月で職場復帰する予定なので、人工ミルクに変更していくことがむしろ必要であり、母乳がこのまま出たい放題だと、後でおそろしく苦しむことになる…。
自らの搾乳で出る量を調整していった方が、後で断乳に苦しまなくて済む…。
この入院の隔離された環境で毎日数時間おきにおっぱい道場スタッフに母乳直飲みトレーニングの指導を受けていて、すっかり自分のおかれた状況のことを忘れていた。
私は一年間産休とれるような身分でもなく、完母マニアでもない。
働き頭として2か月後には仕事に戻らなければならない。
私ではなく、相方が子育てはメインで行なっていくのだ。
相方がどうしたら子育てしやすいかを考えなければならない。
おっぱい出ないものを出せなんて言えない。
なんなら相方の母性を引き出すべく、搾乳器で母乳ストックして、相方が哺乳瓶で授乳する方がいいんだ。
その方が子育てしてる感もでてくるだろう。
ここ数日、なんだかんだ真面目にやってきてしまったけど、なんだか急にバカバカしくなった。
哺乳瓶であげたらいいじゃん。
授乳の体勢もあれはあれでキツいんだ。
腱鞘炎の親指を酷使して頭を良い位置に支えなきゃなんないし、足もいい高さにないと、頭を支える腕をしっかり固定できない。
母乳直飲みは体勢作りが8割…。
なんて、手技みたいなこと思ってみたり…。
母乳直飲みは、顎の発達、ひいては脳の発達にいいのかもしれない、なんて、自発的に何らエビデンスのないことを妄想したり…。
すっかり洗脳されていたな…。
我が子も疲れ果てながら飲んでいる。(母乳直飲みは吸入力が必要で哺乳瓶の方が楽に飲める)
母乳直飲みである必要なんてないし、完全母乳育児である必要なんて全然ないんだ。
生後10日ほどまでの初乳は抗体が含まれているから、積極的に摂る必要はあるけれど、それ以降は、人工乳で十分なんだ。
しかし、世の中には絶対、完全母乳育児、と、考えている人も大勢いる。
そうゆう人達にとっては広尾日赤はこの上ない環境だと思う。
これだけ指導してくれる産院って他にないんじゃないかな。
夜中じゅうずっと指導してくれるんだから。
夜勤する方だって大変だ。